リベラルの会
[2004年09月15日] [外交] [コメント (0)] [トラックバック (3)]
民主党の護憲的な議員の勉強会である「リベラルの会」に参加しました。
講師としてこられた大沼保昭・東大教授(国際法)から。
「護憲的改憲論」として
日本国憲法の理念は尊重すべき。現行憲法は戦後の厭戦気分の中で制定されたものであり、憲法の平和主義は「日本が安全でさえあればよい」という利己主義的な平和観を生みだした。このような憲法と現実の乖離はもはや限界に来ており、集団的自衛権の行使を認めるといった憲法改正を行うべきである。
と主張されました。(資料:「ジュリスト」2004.1.1-15、pp.150-158)
大沼先生からは
○憲法改正について
50年以上前のものである。我々の世代が作ったものに参加していない。現状の憲法でいいというのであれば、現状と同じ憲法をもう一度我々の手で作るべきである。
民主的なもので作ったものではない。
○国連について
国際社会を見たときに、米国が圧倒的な力となっている。しかしながら、近いうちに、中国の力の台頭が、米国の力へのバランサーとなる。また、欧州も米国に対抗する力となる可能性がある。このような状況の中で、国連はある程度の役割を持つことになると考える。
○ 海外における武力行使
他の国がどのように主権を行使しているかをもっとべきである。
私見であるが集団的自衛権をみとめる条文も必要かもしれない。
在外国民保護のための活動を入れるかどうかも大きな議論となる。
以上、大沼先生の講義の概要であるが、
藤末の感想としては
○護憲的改憲論と題しているが、改憲的な改憲論となっていると感じる。
○ また、国内的な「法律論」だけでなく、外交の枠組みから9条の議論すべきではないかと思います。
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