決算委員会で社会保険庁に55分質問!!
[2005年03月01日] [日記] [コメント (6)] [トラックバック (1)]
本日の決算委員会で、社会保険庁に対し質問をする機会を頂きました。
現在、社保庁の不祥事が取り沙汰され、国民の皆様への不信感を募らせています。
しかし、私も一緒になって批判ばかりしていても仕方がありませんので、出来る限り前向きで建設的な質問と提案をさせて頂きました。
以下に私の質問の概要と、それに対する社保庁の回答を簡単に載せておきます。
Q.ITシステムについて
組織においてITシステムとは、人間でいう「背骨」のようなもの。それを外部だけに任せっきりにしているということは、余計な費用がかかり、その分他に必要なところ「筋肉」にお金「養分」が回っていない。
社保庁は、ITシステムについて、SEなど専門家の採用、CIO補佐官の導入など、今後どのような対応をとっていくのか。
A.ITについては、現在のところ外部に頼らざるを得ない部分が多いが、出来る限りITガバナンスの強化を進めていきたい。
また、人材については、システムの専門家を中途採用するなどして強化を図っていきたい。
Q.社会保険大学校について
大学校の建設には、土地・建物に約106億円、年間3,000人の研修で運営費・人件費があわせて約5.4億円であり、減価償却を30年とすると、一人当たりのコストは30万円にもなる。それなのに、研修の効果を測るテストなどもなく、また、人事評価への反映も行われていない。施設の利用率も47%と低く、運用の方法も民間委託にするなど、見直さなければいけないのではないか。もちろん研修自体は非常に重要なことだと考えているが、その内容についても法律などの研修だけではなく、もっと行動規範やサービスといったところに重点を置いて研修をした方がいいのではないか。
A.コストについては、非常勤職員も含めた延べ32,000人の研修を同一の施設で行うことで一人当たりのコストを下げる。また、この研修に長官が直接講師として職員に講義をするなど、意識の向上を図り、人材のレベルアップを行いたい。そして、研修の成果を出来る限り人事に反映させていくことを考えている。
運営の方法についても、施設の維持については全て外部委託をしている。研修の中身については内容が庁内の業務全般にわたっていることから、講師を庁内のベテラン職員にならざるを得ないが、出来るところに関しては、極力外部に委託したいと考えている。
また、外部への施設の貸出についても、コスト削減が可能であるならば、検討していきたい。
Q.業務全般について
顧客である国民に対するコミュニケーションが不足しているのではないか。国民は年金制度への不満ではなく、社保庁への不満がある。このままだと、年金の議論が社保庁の問題の議論へとすり替わってしまう。まず、きちんと社保庁の体質をどのように変えていくのか、国民に分かるように伝えるべきではないか。また、国民の声を反映させるためにも、民間からプロジェクトリーダーなどとして来て頂くなどの対応が必要ではないか。
A.今までのサービスは確かに十分ではなかった。今後研修カリキュラムなどに、サービス向上のための教育を組み込んでいきたい。また、民間からの力添えに関しては、国民サービスの向上、システムの抜本的改革・年金・保険料の収納率向上といった点で、大きな力となっており、今後も民間からの声を反映できるようにしていきたい。
Q.社保庁全体として、経営戦略を立てたり分析したりする仕組みがあるのか。無ければつくるつもりがあるのか。
A.基本的には業務が細分化されており、トータルの戦略を練るという形はない。しかし、改革本部を設置したり、有識者会議による組織全体の見直しが図られたりしている。
Q.社保庁組織体制の見直しについての藤末私案
・市場化テストを通じて民営化するなど、競争がある中で顧客の満足度を測りきちんとした接客を行う。
・徴収の部分を社保庁と国税庁とを統合し、「歳入庁」なるものを創って、徴収の効率化を図る。
A.市場化テストは出来るものは極力やっていくという方向でいる。
「歳入庁」の場合、国税庁との統合ということになるが、それぞれの対象者や所得の把握の仕方などが大きく異なってしまい、現在の制度では難しいかと思う。
Q.最後に社保庁改革に対する決意を聞きたい
A.社保庁の組織がどうなろうとも、社保庁の業務は無くなるわけではない。そのため、これを効率的にやる組織を作り上げたい。そのためには職員の高い士気が不可欠であり、ここをしっかり見据えた上できちんと仕事が出来る組織作りをしていきたいと考えている。
以上です。長くなってすみません。もし、実際の質疑の様子をご覧になりたい方はお手数ですが、こちらから検索して頂ければと存じます。
(配布資料)
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社保庁職員がネコババしてたみたいですね。トップがトップなら末端の職員もこうなっちゃうんでしょうね。上の人がやりたい放題年金を食い物にしているから、自分もちょっと... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年06月09日 21:48
コメント
「社会保険庁」といえば、氷点下のテニスコートで、朝6時ごろ、まだ暗い。「社会保険庁の役人はふざけている。コスト感覚がない。現実から遊離している。」との会話が交わされた。非常に寒い。話が寒い。さらに寒く感じる。「役人の程度が低い。」との結論。・・・・・「役人の程度が低い。」といえば昨日、政経懇話会の勉強会とやらに出席。経企庁の事務次官だった人が先生。現象論ばかりで対応策無し。「無作為」の効用までご披露。「小泉政権は何もしなかったので景気が回復」とまで断言。ご立派。アダム・スミスの「見えざる手」を思い出す。統計資料の羅列。いびきが聞こえる。・・・・・・「役人が悪いのは教育が悪いのでは」とのご意見を言った人がいた。先生、いわく、「役人は言われてやっているので政治家が悪い」と遠まわしに、さらに民主主義をも批判。さらに「絶対主義国家では公共事業は1年未満で終わる。今の日本では同じことが30年掛かる。住民や政治家や民主主義が悪い。」と宣言。この先生はファシストか。この先生を国会の答弁に使ったら、この先生の発言で国会は半年は持つ。話題になりそうだ。マスコミは喜ぶ。テレビの視聴率は上がる。岡田さんの質問より人気が出そうだ。・・・・・・かなり、政治家先生や市民運動に頭に来ているらしい。この先生、現役時代、かなり苦労したらしい。官僚の政治家、市民批判をはじめて聞いた。凄い。官僚は政治家や市民が嫌いらしい。政治家や市民も官僚が嫌い。どっちもどっちも。・・・・・帰りに主催者、いわく、「野澤君、官僚が悪いのでもなく、政治家が悪いのではないんだよ。悪い役人を野放したり、まぬけな政治家を選んだ市民が悪いんだよ。本当に悪いのは我々市民だ。」と。ごもっとも。まさにその通り。
投稿者 野澤保博 : 2005年03月01日 22:18
野澤さん
私も最近「政治家もだめだけど、それを選んだ人たちがもっとだめだ」といっています。
でも、時代と日本人が本当に今の時代に必要な人間を選ぶと信じて毎日こつこつやっています。
粛々と、できることをやる、これだけが正しいと思ってがんばています。
投稿者 藤末 : 2005年03月02日 22:15
藤末さん、TBありがとうございます。
IT業界にいるに人間として、かなり首をかしげてしまう話だと思います。
国会での質問と回答を読ませていただきましたが、回答をそのまま受け入れてよいものか?と疑問に思います。
それだったら、もっと早くからできたではないか?という思いをするのは私だけでしょうか?
国民から巨額の保険料を預かっている組織があのように甘い金銭感覚だとしたら、日本の保険行政の未来はないと思います。
藤末さんはじめ、国会議員のみなさんには、もっと強い追求と監視をお願いしたいところです。
投稿者 どさんこ : 2005年03月07日 13:00
トラックバックを頂きました。
私は民主党の歳入庁構想に非常に共鳴しており、社会保険庁と国税庁との統合はぜひやるべきだと思います。先の国会質問の答弁は、到底納得できるものではありません。もっと突っ込んでいただきたい。
国民年金保険料は、国保や介護保険と異なって、全国一律に徴収されるものですから、国税庁の収税業務と重なる部分は多いと思います。
私は民主党シンパではありますが、民主党員ではありません。金が惜しいのではなく、民主党地方組織にコンタクトを取っても、反応が思わしくなく、新党員を増やそうという気概が感じられなかったので、今まで加入しなかったのです。
成熟した民主主義には政党制度が不可欠です。選挙だけでは十分に政治的要求を議会に伝えることはできません。もう一度、党員加入を検討しようかと思います。
投稿者 Inoue : 2005年03月10日 11:09
inoueさん
民主党への励ましをありがとうございます。
うちの党ははっきり言って組織がまた体をなしていません。早く、きちんとした組織を作らないと政権を取っても、官僚にコントロールされてしまうのではないかとの不安があります。
今、民主党内部に政策シンクタンクを作ろうという構想が動いています。これができれば私ももっと動きやすくなりますし、政策ももっと深くなると思います。
早く政権を取り、日本の舵を大きく切らなければ、財政赤字も含め、とんでもないことが起きると思います。
投稿者 藤末 : 2005年03月10日 22:06
社会保険庁のITの問題は、下記の所にあります。
参照してください。
社会保険庁オンラインシステム刷新可能性調査報告書
http://www.sia.go.jp/topics/2005/h0331.html
NTTDとの関係に問題があります。
投稿者 MT : 2007年05月23日 07:35







