読書感想「ガンに生かされて」 飯島夏樹 著
[2005年03月21日] [日記 | 読書録] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
妻が買ってきたのでなんとなく読みましたが、色々と考えさせられました。
著者の飯島さんは、38歳で子ども4人を持ち、余命宣告3カ月で、家族でハワイに渡ります。
そこで、ハワイでの思い、家族への思い等を記録します。それも、訥々と感情の起伏もなく。
そして先月28日に亡くなりました。
私がこの本を読み強く感じたところを書かせていただきます。
○「決してあきらめないこと」
飯島さんは「諦めない」ということが嫌いだった(自然に運命を受け入れるべき)が、恩人の言葉から、ウインドサーフィンの試合などを思い出すと「諦めないものが伸びてくる」こと、余命宣告を受けた人が行き続けること、など諦めないことが重要であると気付く。私も同じく「諦めないこと」が大切だと考えています。ただ、飯島さんと違うのは「人間は、微力であるからこそ諦めないで頑張る」必要があると私が思っていることです。おそらく私の考えの方が浅いのでしょうが、人は、自然や運命に比べ力がないからこそ、頑張らないといけないと現時点では思っております。
○「人生時間の貯金」
余命宣告を受け残された時間を「人生時間の貯金」と書かれていました。
でも、病気でない人間も「人生時間の貯金」があると思います。おそらく長く生きても100歳、私もあと60年くらいしか人生時間の貯金がありません。
3ヶ月と60年、240倍の違いしかないのです。私も日ごろから「人生時間の貯金」を認識して、時間を大切にした生き方をしたいと思います。特に、子供たちが私たち夫婦と一緒にいてくれる時間はあと10年くらいです。なるべく子供たちと一緒にいるようにできたらと改めて思いました。
○他と衝突した際は、自分が悪いと思う
飯島さんは、衝突があったときに「自分が悪いと思う」ようにされてました。問題が起きると大抵は自分にも問題があることが多く、たとえ相手だけに非があっても、怒るタイミングを遅らせ、また、相手に謝る機会を与えることもできる。そうすると大きく思えた問題もそれほど大きくないことを知ることができるとのことです。
私もこうしたいと思います。悲しいかなすぐ人と衝突してしまう自分がまだまだいます。
○子供の力
飯島さんが子供ができて自分が変わったと書かれていましたが、私も同じだと思いました。私も子供ができるまで、自分が主人公でしたが、子供ができてから「自分は子供を主人公とした脇役だと」の認識ができたと思います。そして、脇役になってからの方が力を発揮できたように感じます。実際、留学試験に受かったのも、博士論文を書き上げたのも子供が生まれてからです。
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