LLPとLLCのメリット・デメリット
[2005年05月13日] [日記 | ベンチャー] [コメント (3)] [トラックバック (1)]
櫻井翔さんからの質問で
「自分はただいま、大学で勉強していましてLLP、LLCは以前から興味を
持っているのですがLLP及びLLCのデメリットはどのような点なのでしょ
うか?」
と言うものがあったのでお答えします
法人格
LLPは法人格がありません。つまり、契約の主体になれない(なりにくい)という欠点があります。
一方、LLCは、普通の会社と同じで法人格が有ります。
税制LLPは、出資者(構成員)に直接課税(構成員課税)となりますので、赤字が出た場合などに出資元の会社や個人の損失に繰り入れることができます(パススルー課税)。
一方、LLCは、おそらく法人課税となりますので、LLCが赤字になったときの特典(パススルー税制)はありません。
このため、以下のような使い分けになると思います。
【LLPの場合】
-出資者の信用を前面に出す場合
-期限のあるプロジェクト的な事業を行う場合(創りやすく、解散しやすい)
-ハイリスク・ハイリターンの事業の場合(構成員課税による二重課税回避のメリットが大きい)
【LLCの場合】
-法人としての信用を重視する場合
-永続的な事業を目指す場合
-安定的な収益の事業の場合(構成員課税による二重課税回避のメリットがあまり無い)
ですね。
まだ、設立の手続きの詳細などが決まっていません。
手続きが簡素化されるようにがんばって法の施行まで見ていきます。
LLC,LLPとは何か
○LLC(Limited Liability Company:有限責任会社)は1990年代に普及
した米国の会社類型。
LLP(Limited Liability Partnership:有限責任組合)は2000年に創
設された英国の組合類型。
○いずれの組織も、
① 株式会社のように、出資者は有限責任しか負わない、
② 組合のように、内部自治が徹底していて機関(取締役会など)設置強制が
ない、
③ 組合のように、構成員課税(組織に対する課税はパススルーされ、出資者
に直接課税される)
という3つの特徴を満たす。
○いわば、組合の良さと株式会社の良さを併せ持つ組織体。
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トラックバック時刻: 2005年10月31日 17:14
コメント
とてもお忙しい中、こんな初歩的な質問に答えていただきありがとうございました。これからもっと勉強していきたいと思いますのでまた何かありましたらご指導ご鞭撻の方、宜しくお願いします。
投稿者 櫻井翔 : 2005年05月14日 05:27
どんどんコメントをお願いします。BLOGが盛り上がりますので。
投稿者 藤末 : 2005年05月23日 14:09
山口大学経済学部の学生です。
LLPとLLCについて調べていて、このページに来ました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
ところでご質問ですが、アメリカではLLCが、イギリスではLLPが急速に普及しているようですが、それぞれ全法人企業に比べ、どれくらいあるのでしょうか?(LLC/全法人企業、LLP/全法人企業)
投稿者 坪田健志 : 2005年08月23日 14:07







