ライブドアに家宅捜査
[2006年01月17日] [「技術立国」再び | 日記] [コメント (10)] [トラックバック (3)]
昨日、ライブドアが証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)の疑いで、証券取引委員会、東京地検などの家宅捜査を受けました。
まだ詳しい情報がありませんが、
この株式市場を使った利益出しは、相当「根が深い」ように思われます。
ただ、この事件が株式市場の発展(銀行融資といった間接金融から出資などの直接金融へのシフト)を妨げることになるのではないかと心配です。
現在、「ものづくり系の中小企業のための株式市場」ができないかと調査をしているところですが、このライブドア事件が足を引っ張るような気がしています。
丁度昨日、証券会社の方と日本の株式市場の異常さについて話をしていました。
それは、「日本の株式市場は、日本の大学と同じで、企業が市場に入るのは難しいが入ったらまじめに働かなくなる」ということでした。
一方で、米国の株式市場は、市場に入りやすいが、市場にとどまるのは難しい。日本は逆で、入ってしまえばなかなか退場しない、ということです。
この話を聞いた日にこんなことが起こるとは、びっくりしましたが、
今回の事件でへんな規制が生まれないように見て行きたいと思っています。政府、市場が責任を逃れるため、証券会社や上場企業に規制を増やす危険があると見ています。表面的に取り繕うような規制を増やせば、ますます市場がおかしくなります。
市場が健全に機能するために必要はことは、「情報開示」です。そのためには、企業に負担を求めるのではなく証券取引等監視委員会の機能強化などを図るべきだと考えます。
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» 騒然ライブドア from 頭の弱い社長のやり方
うわー、大変だー!!
どうなるんだろー??
今年はCD出すって言ってたのに・・。
ホリエモンの歌ちょっと聴きたかった・・。
いや、でもか... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年01月17日 11:11
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昨日の夕方テレビを点けたら、ライブドア本社に証券取引法違反の疑いで強制捜査が入るらしいというニュースを盛大にやっておりました。その後しばらくして、日が暮れた六本... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年01月17日 13:38
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今日は朝から、株式市場を見ています。
9時1分現在、大半の株が特売―――要は、ライブドアのニュースを受けての投売り、狼狽売りで値がついていません。
すごい眺... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年01月18日 02:37
コメント
堀江さんの有罪か無罪かは裁判の判決までは推定無罪なのでしょうが、
私が引っかかるのは、小泉総理の堀江さんの選挙の件のことを
民間の会社の採用に例えたコメントです。
どんな組織だって問題のある人と関わりあってしまうのは、
やむをえないとは思います。
政党は選挙で国民の税金を使ってるのであれば、
もう少し真摯な発言をしてほしかったです。
民間の会社が問題ある社員を雇えば、損をするのは
その会社ですよね。
投稿者 浜の友人ドネル : 2006年01月17日 21:10
ふじすえ「さん」
基本的には、ふじすえ先生の主張に賛同いたします。
しかしながら、利害関係を一切抜きに申し上げますが、
>企業に負担を求めるのではなく
という点に関しては、若干の違和感を覚えます。
と申しますのも、日本では、利益に直結しない、会計監査や
リーガルサービスに対するフィーが先進諸国に比べて
圧倒的に低いという現実があります。
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suemura/20040330n673u000_30.html
投稿者 法律家 : 2006年01月18日 01:19
私は、表面的に利益に直結しない「知的サービス」の
フィーが安いということを問題としているわけでは
ありません。
むしろ、その背後にある、日本企業の体質に問題が
あるように思えてならないのです。
日本企業は、東京大学の藤本隆宏教授の指摘によると
「乾いたタオルを更に絞る」ようなコスト削減で、
(http://www.corp-inn.co.jp/newpage84.htm)
「筋肉質」(竹中大臣)の体質になり、利益を
生み出せるよう、体質改善を図ったといわれます。
1つの製品を生み出す過程のコストを極小化するための、
血の滲むような努力で利益を生み出しているからこそ、
「何の利益も生み出さない」、会計監査や弁護士報酬
に、多くのコストをかけるのが「馬鹿馬鹿しく」思えて
しまうのは、至って自然な感情だと思います。
投稿者 法律家 : 2006年01月18日 01:25
しかしながら、「利益に直結しない」コンプライアンスや
会計監査、IRなどに関するコストを軽視する発想というのは、
実は、間接金融を前提とする「閉ざされた」、「内向きの」
従来型資本主義のそれに他なりません。
時価総額を意識せざるをえない時代だからこそ、利益に
直結しないコストは全て最小化したいという経営者の
発想は理解できなくもありませんが、
「市場の公正」は何よりも資本主義経済にとって重要な
ものであり、
そのための応分の支出を、自らの痛みを伴って負担する
ことで、企業経営者に、「市場と直面している」という
ことを認識して頂く事も重要ではないかと思うのです。
投稿者 法律家 : 2006年01月18日 01:32
知的サービスも、報酬の低さを反映して、例えば、
監査時間に関する国際比較では、主要先進国は、
日本の1.1倍~2.8倍という調査結果もあります。
http://www.jicpa.or.jp/about_the_jicpa/jicpa-topics/20050706-press-02.pdf
また、ビジネス弁護士として有名なとある先生は、
署名記事の中で、日本企業の、知的サービス(リーガル
サービス)に対する認識の甘さを辛辣に批判されています。
http://markets.nikkei.co.jp/column/rashin/personal.cfm?genre=q9&id=q98c5000_05&date=20051205
利益に直結しない事柄でも、「市場の公正」を守るための
応分の負担はするのが当然であり、それを厭わないという
風土を育てていくことが、最終的には、エンロン事件に
見られる様な不祥事や違法行為を平然と行う企業の出現を
防ぐ上で大切なのではないでしょうか。
(エンロン事件については、http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0211/bs01.html)
投稿者 法律家 : 2006年01月18日 01:41
トラックバックいただきまして、どうもありがとうございます。
耐震偽装の証人喚問などを見つつ、民主党支持者になりつつあります!(過去は全政党支持していなかった)
生意気な事を申しますが、ご自身を高められ、この国の為に頑張ってください。
今後、ちょくちょく拝読させていただきに参ります。
投稿者 アラスカ猫蔵 : 2006年01月18日 02:07
>>浜の友人ドネルさん
もうすでにTVなどで報道されていますが、武部議員がライブドアの冊子の表紙に堀江社長の似顔絵を書いています(冊子は手元にコピーがあります)。
ある程度深い関係はありのではないかと思います。
ただ、今後の捜査の進行を見なければ表立っては動けない状況です。
投稿者 藤末 : 2006年01月22日 19:13
>>法律家さん
貴重な情報をありがとうございます。
是非、勉強させていただきます。
今回の事件では、
1. 市場監視機能の不足:証券取引等監視委員会の規模と機能
2. 情報開示制度の問題:会計監査制度(頂いた情報を活用させていただきます。)
3. 株式市場の拡大への対応不足:東証の問題
を指摘したいと思っています。
遅れた金融市場を変えるいい機会です。
あまり、個人攻撃はすべきでないと私は考えます。(こんなことを書くとまた批判コメントをいただきそうですが)
>>アラスカ猫蔵
がんばります。
最近、一生懸命コメントを返すようにしています。
安全保障に関しては、なかなか理屈で押してくれる方がおられ、非常に自分を鍛える意味でありがたくおもいます。
投稿者 藤末 : 2006年01月22日 19:15
1/17付のコメントの投稿者が小生になっていますが、これは小生が投稿したものではありません。小生のブログにそちらからのトラックバックがついていたので、こちらもトラックバックを返しただけです。訂正願います。
投稿者 唯是 一寿 : 2006年01月26日 17:47
>>唯是 一寿さん
すみません。
すぐ修正します。
投稿者 藤末 : 2006年01月29日 11:29







