「PUBLIC」と「公」
[2006年04月09日] [日記] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
渋沢健氏のメールマガジンに書いてあったことをご紹介します。彼は渋沢栄一さんの子孫です。
英語でいうpublicは、個々の一般人々の全体のことを示すので、主役はあくまでもpeopleであります。原語のラテン語では「大人」という意味であります。
一方、広辞苑によると、日本では「公的」は【おおやけであるあるさま】という意味であります。では、その「公」の意味を調べてみると、定義は、【①天皇】、【②朝廷、政府、官庁】とあり、【③国家・社会または世間】の順で説明されています。つまり、主役は「一般人」ではなくて、「象徴」や「統治者」であるのです。案の定、「民」を引いてみたら【治められる者】という意味であるそうです。
中国古典専門家の友人が調べてくれましたが、中国古代の「公」の意味は、「ム」の部分が「私的に囲い込む」という意味で、「ハ」の部分は「背く」という意味だそうです。全体としては「私的に囲い込んでいない部分」ということになりますので、特に言語的には統治の象徴の意味合いはないようです。この【おおやけ】に「象徴」や「統治者」の意味合いが加えられたということは、日本特有の社会的意識が影響しているのでしょうか。
考えさせられる話でした。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fujisue.net/MT3/mt-tb.cgi/4434







