小型原子炉技術について話をお聞きしました
[2006年06月15日] [日記 | エネルギー] [コメント (4)] [トラックバック (0)]
服部禎男 電力中央研究所元副社長から「究極の安全性を備えた小型原子炉技術(4S炉技術)」について話をお聞きしました。
小型化のポイントは、「セラミクス(焼き物)ではなく金属燃料」を使うこと、これにより「冷却などの制御が不要になること」にあります。
制御がなくなることによりヒューマンエラーがなくなり安全性も増すというものです。
そして、30年間燃料交換が不要とのことです。
大きさも長さ2メートル・直径80センチ、出力は1万キロワット級です。
説明のとおりの安全性で、このサイズでできたらすごいですね。
今の原子力発電所は、大きなドームに冷却装置、燃料制御などで建造費3000億円くらいになります。これで30万キロから60万キロワットくらいでしょうか。ただ、このような小型原子炉技術の研究は、規制などでわが国では実施できないそうです。
エネルギー政策の中で原子力をどう扱うかは非常に重要な課題です。来週月曜日には、原子力の研究所に伺う予定です。
国会が終わり、エネルギー政策も勉強していきます!
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fujisue.net/MT3/mt-tb.cgi/4581
コメント
安全性もさることながら廃棄物の問題はどうなんですかね?現行の原発でさえもウン万年も厳重な管理が必要な廃棄物を排出しているのですから、幾ら安全性が高まっても廃棄物の問題は何も解決しないのなら意味はありません。
そう言えば、ドイツは現在の保革大連立政権でも脱原発を引き続き実行し続けるとの方針ですが、この点どうお考えですか?>藤末様
投稿者 杉山真大 : 2006年06月19日 00:21
>>杉山真大さん
ご指摘のとおり、廃棄物の処理の目処は立っていませんし、また、自然災害にどこまで原子力発電所が耐えれるかについても安全性の検証が必要だと思います。この点も議論を進めないといけません。
ドイツが前の政権の脱原子力路線を継承するとしていますね。ドイツの新エネ導入の努力は我々も見習うべきと思います。太陽電池の年間設置量では、わが国は昨年ドイツに抜かれたようです。わが国も新エネ導入をもっと進める必要があります。
投稿者 藤末 : 2006年07月03日 09:15
高レベル放射性廃棄物有効利用の可能性にチャレンジ
http://ciscpyon.tokai-sc.jaea.go.jp/jpn/publish/01/ff/ff02/rd01.html
加速器による高レベル廃棄物の消滅
http://inisjp.tokai-sc.jaea.go.jp/ACT95J/11/1103.htm
原子炉による高レベル廃棄物の消滅
http://inisjp.tokai-sc.jaea.go.jp/ACT95J/11/1104.htm
群分離・消滅処理とは
http://inisjp.tokai-sc.jaea.go.jp/ACT95J/11/1101.htm
高レベル廃棄物を分離・消滅させる
http://inisjp.tokai-sc.jaea.go.jp/ACT97J/07/0703.htm
投稿者 : 2006年10月06日 19:02
日本原子力研究所 研究活動と成果 1998
海水中のごく微量のウランや希少金属を高分子で集める
http://inisjp.tokai-sc.jaea.go.jp/ACT98J/04/0401.htm
日本原子力研究所 広報誌「原研ニュース」 No. 39 1998/8
海水からウランやバナジウムなどの有用希少金属を捕集できる技術を開発
http://ciscpyon.tokai-sc.jaea.go.jp/jpn/publish/01/ff/ff39/tech02.html
ずいぶん経過していますけど最近はどうなっているんでしょう
投稿者 msx : 2006年10月07日 02:05







