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「日本の笑顔を作りたい!」 ふじすえ健三は、東京大学助教授を辞して、国会から日本の笑顔を作ります。
民主党参議院議員 ふじすえ健三 公式ウェブサイト

「天下り」について

[2006年06月25日] [日記] [コメント (9)] [トラックバック (3)]

「天下り」は、もとは神道の用語で、天の神が地上に下ることをいいます。一方、役人がする天下りは、退職した官僚などが、所属する役所の関連、独立行政や社団・財団などに再就職することを指します。

典型的な例としては、ある有力官庁の事務次官(省庁のトップ)を経験し、その特殊法人や関係企業の幹部を5つ歴任し、退職後の給与と退職金の合計が10億円くらいになるというものがあります。
大卒男(従業員1000人以上)の生涯賃金が3億円強ですので、引退後に3人分の生涯賃金をもらうことになります。

このように天下りの問題点としては
1.不要な賃金を高級官僚OBに支払っているのではないか?という点
2.関係企業・公益法人にOBが行くことにより癒着が生じるのではないか?という点
が大きくあると思います。

ちなみに、2004年度の中央官庁の外部との契約のなんと7割が「契約先を指定する随意契約」です。そしてその多くが天下りがいる組織なのです。競争入札にすると契約価格が7割になるというデータもありますので、相当な無駄使いが生じています。

なぜ、天下りが生まれるか?というと、「事務次官が誕生した時点でその事務次官の同期はいなくなる」という不文律があるからです。
企業で言うと「社長より歳を取った役員は全て辞めてしまう」ということで、50代半ばで多くの官僚は役所を辞めてしまいます。そして退職後の受け皿が「関係企業や公益法人」となります。

解決策としては、
1.年次による人事を廃止し、事務次官以上の年次の役人も役所に残れるようにする
2.役所の現役による再就職の斡旋を禁止する(天下りは役所の官房(総務部)というところの仕事です。役所から頼まれると関係企業や法人は断ることができません)

の二つで相当の効果があると考えます。これらの手段は、法律を作らなくとも、実施できます。

なぜできないか?
ひとつは、プライドの問題だと思います。役所は入省年次がすごく大事です。私も今でも誰が何年に入省したかをある程度覚えています。役所は企業と違い「実績を数字で評価できません」そのため、入省年次という年功序列が徹底されています。
自分より年次が若い事務次官から指示されることを官僚のプライドが許さないというのは、あると思います。(役所外から見れば馬鹿な話と思われるかもしれませんが)

次にあるのは、財政赤字にともなう人件費の抑制です。高齢な官僚が増えるとそれだけ人件費支出が増えます。そして見えない人件費として、「随意契約による公益法人などを通じたOB人件費の支払い」が行われています。
つまり不透明な契約で人件費を支出しているような状況が生じています。それを直接支払うように「事業費から人件費への予算の移し変え」を行えばこの問題は解決できると考えます。

そして同時に、役所のOBが社会でその能力を役立てることをもっと進めるべきだと思います。税金が流れない企業で役所のOBがその能力を発揮することは、公務員の人件費を減らす意味でも、社会の発展のためにもいいと思います。

行き過ぎの公務員たたき

公務員叩きが激しい昨今ですが、私は「国策を担う国家公務員の方々がもっと誇りを持って働けるように、正すべきは正し、褒めるべきは褒める」とすべきだと思います。今は、マスコミも政治家も叩くだけ叩くという感じがします。
私も、この国会でODAや総無償の無駄使いの指摘をしてそれが新聞記事になりましたが、個人的には、このような人の無駄使いの指摘よりも、新経済成長戦略の改善や証券取引所の改革などの指摘を新聞に載せて欲しいと思いますが、なかなか載りません。マスコミも官僚たたきのトレンドに流されているように感じました。
ちなみに、税金の無駄使いの指摘が新聞に載った翌日に父親から「お前は人の揚げ足を取るために政治家になったのか!」としかられてしまいました。私は与えられた仕事をこなしているだけですが、負の指摘だけが表にでるので少々悲しくなります。

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このリストは、次のエントリーを参照しています: 「天下り」について:

» 天下り問題に怒りのバトン from メディア探究
現役官僚のbewaadさんのリクツに(続編も含め)全く納得がいかないので、天下りバトンに参加します。天下り斡旋全廃のみがとおって平均的な待遇が下がり、その分だけ [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年12月11日 21:47

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現役官僚のbewaadさんのリクツに(続編も含め)全く納得がいかないので、天下りバトンに参加します。天下り斡旋全廃のみがとおって平均的な待遇が下がり、その分だけ [続きを読む]

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現役官僚のbewaadさんのリクツに(続編も含め)全く納得がいかないので、天下りバトンに参加します。天下り斡旋全廃のみがとおって平均的な待遇が下がり、その分だけ [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年12月11日 21:56

コメント

本日付の私のブログで国会議員定数に関して私見を書きました。内容が現状の参議院を不要と断じている部分もあって、ふじすえ議員におかれましては、賛同できない内容かと思いますが、こういう意見もあるということで、読んでいただけたら幸いです。以前、ふじすえ議員からTBをもらったことがありましたので今回訪問させてもらいました。

投稿者 ブロガーA : 2006年06月25日 14:02

下士官の定年は54歳です。
関係職種への再就職さえ難しい昨今。
年金受給まで十数年の不安に脅え、企業であれば屋台骨である50歳前後の隊員が、資格取得、関係企業への売り込み、起業模索等へと東奔西走しています。


昔の公務員といえば、不祥事を起こさずコツコツ業務を行えば、将来は安泰でした。
昨今は、目立てば叩かれ、目立たなければ落とされ、定年まで勤めても不安しか残りません。
公務員不祥事が増える昨今ですが、無関係とは思えません。

天下り問題の中で、その辺りも考えてみていただけないでしょうか。

投稿者 自衛官 : 2006年06月25日 20:48

本日、毎日新聞の国会議員アンケートを拝見しました。
藤末先生のお答えは私の期待通りでした。民主党全体として集団的自衛権に慎重になっており(46%→28%)安心しました。
ところで、前回選挙後のアンケートでは、自民党の護憲派は河野洋平氏、竹本直一氏、大塚高司氏のみでした。この3人は今回回答なしですが、新たに鈴木恒夫氏、阿部俊子氏、冨岡勉氏が憲法改正反対の回答でした。もし自民党内にも護憲派が増えたのなら、注目に値すると思うのですが。

投稿者 LRT : 2006年06月25日 21:07

思ったことをいくつか。

※役所は企業と違い「実績を数字で評価できません」ということと、入省年次の問題はそんなに関わりがあるのでしょうか?会社でも入社年次や勤続年数は結構昇進に関わってくるものですし、実績を数字で評価できなくても(スティグリッツが言及している様に)"官庁のサイズ"を大きくしたかという評価軸で決められている側面は否定できないのではないでしょうか?

※法律を作らずに出来るということは、官僚のさじ加減で下手したら官僚機構の利害得失で決められてしまうことになりませんか?幾ら決まりを作ってみても運営の当事者の裁量如何で如何様にもできてしまうのが、過去においても問題にされている訳ですし、やり易さばかりが先走って"焼け太り"になっては何の意味も無いと思います。

※「事業費から人件費への予算の移し変え」にしても問題の本質を解決したことにはなりません。それは現在行われているファミリー企業や団体を交えたインナーサークルによる不透明な政策決定を内部化するだけであり、官僚機構やそれに連なる業界や族議員の利害得失でモノが決められてしまう現実に変わりは無いのです。むしろ官僚の閉鎖的な人事制度を開くべきであり、エリート新卒を採って定年まで勤め上げるのではない、政治家の意向で如何様にも人事権を行使できる人事制度が必要ではないでしょうか?

※公務員叩きに行き過ぎがあるのは自分も同意しますが、それでも(一般公務員に対するバッシングに比して)優秀な官僚に対する公務員批判は弱いのが実情ではないでしょうか?優秀だからこそ優遇や特権を享受することは当然だと見られていて、その"優秀さ"が往々にして自分たちの利益のために使われている、という現実が見えていない様に思えるのです。「優秀な官僚は不正をしない」というのは「アイドルはウ○コをしない」というのと同じくらい愚劣な考えであることを肝に銘じておくべきではないでしょうか?

投稿者 杉山真大 : 2006年07月02日 23:27

>>ブロガーAさん
議員削減は大賛成です。
ご指摘のように衆議院は比例を無くし300名、参議院は人数を100名以下にして税金の支出を選らすべきだと思います。数を減らせば、それぞれの議員がなにをしているかが分かるようにしては如何でしょうか?
参議院は私はあった方がいいと思います。6年間、解散なしという安定した立場にいますので、法案審議よりも、利用福祉の長期政策、財政再建長期計画、外交防衛、食料安全保障、エネルギー安全保障など国の戦略にかかわる審議だけを行うべきだと考えています。
参議院の改革は是非やりたいと思います。

>>自衛官さん
ご意見をありがとうございます。
私も公務員でしたので、早期退職による生活の不安定化をどうするかを解決しないで天下りだけを禁止するのはありえないと思います。
私は、この国会の決算委員会で指摘しましたが、「随意契約で財団・社団に税金を送り、そこで早期退職のOBを養う」という制度を至急改めなければならないと考えます。随意契約を無くし、競争入札にし支出が減った分(一般的に入札にすると3割価格が落ちるといわれます)を人件費に振り替え、公務員が法律が定める定年まできちんと勤めれる制度を作るべきです。また、自衛隊も、契約を入札形式に変え、支出を引き下げ、その文を予備役の方々の生活保障のために割り当ててはどうでしょうか。自衛隊員の方々はわが国の安全を守っていただくためにも安定した環境にいていただかないといけないですから、構造的に直していかなければならないと思います。

>>LRTさん
今、大胆にも「活憲論」という本を書き始めています。次の国会で国民投票法が通ると見ており、来年は憲法の議論が本格化するのではないでしょうか。今から世論に訴えていくつもりです。きっと自民党の憲法改正慎重派も増えてくると考えます。
憲法改正の議論は、国民投票法も含め色々と党内でも議論を進めています。また、私の事務所でも次の国会に向けて調査を行っています。
がんばって基礎体力をつけています。

投稿者 藤末 : 2006年07月07日 19:00

>>杉山真大さん
公務員の実績評価を数字化するのは部分できても、包括的にするのは難しい部分があると考えます。ただ、窓口部門、契約部門、会計部門などバックオフィス系は数値評価できますので、やれるところはやるべきですね。
法律なしでできるということは、法律を作る手間をかけなくても「首相の指示や閣議決定でできる」ということです。法律も最終的には行政府が運用しますので、行政裁量の議論は切り離すべきと考えます。
事業契約の中に人件費が入っており、外部にお金がながれそれを管理できない状況を、きちんと管理できるようにしようという趣旨です。他にもやり方はあると思いますが、私は、早期退職を改め、早期退職OBを養うために外部に流されているお金をきちんと役所内で人件費として管理する方法がいいと思っております。財務省が反対しそうですが。

投稿者 藤末 : 2006年07月07日 19:01

あれだけ横暴を繰り返している会計検査院こそ檢査されるべきである。しかし、マスコミも社会もその横暴ぶりには気が付いていない。同じ国家公務員試驗で採用された国家公務員でありながら特権階級ぶりを未だに享受している会計検査院。憲法にその設置が規定されているということを謳い文句にして、省庁再編の際もうまく乗り切った。憲法改正議論がでたら真っ先に槍玉に挙げてやりたい役所である。明治以来の古い体質と、効率の悪い検査振りは目に余る。しかし、それをうまく正当化するような説明振りで自らのウェッブサイトを固めている。
内閣から独立の機関を標榜するわりには、そのトップは他の有力官庁からの人材であり、また、天下りが槍玉に上がる中着実に自らの天下り先として他省庁関係の独立行政法人や財団法人に「検査・監査の人材にお困りでしょう。協力しましょう」と言い寄って、OBを送りつけるやり方はえげつない。もし言う事を聞かなければ次の会計検査で重点的にやっつけて国会に報告する。そこまでしなくても、裏でこうした法人を「国会に報告するぞ」と脅してOBや現役を送り込む。
平成18年度には日本IBMが会計検査院の指摘を受けて5000万円の不正が挙げられた。北城会長はそのとき会計検査院の民間との懇話会の座長の職にあった。当然北城会長は座長職を辞すると申し出た。しかし、会計検査院はその申出を「日本IBMとしてではなく、北城個人として受け入れている」との理由で受け取らなかった。現在でも北城会長はこの懇話会の座長のままだ。会計検査院と日本IBMとの間の黒い関係が見え隠れする。
(参考1:懇話会メンバー)
http://www.jbaudit.go.jp/effort/koryu/konwa.html
(参考2:日本IBMの不正 5000万円)
http://www.jbaudit.go.jp/report/all/pdf/0409-0411-jouhou.pdf

他の国の機関や大企業の不正をあばき、国家公務員たたきの風潮の中、順風を全身に浴びながら、着々と自らのテリトリーを広げ、これまでなかった天下り先を増やしている国家公務員「会計検査院」。国家公務員や独立行政法人の随意契約やらをたたいて、その問題の独立行政法人にOBを送り込むなどあきれてものも言えない。川崎に妙に綺麗なオフィスを構えたNEDOを筆頭にいろいろなところに会計検査院OBがはびこっている。
会計検査院。私は許せない。会計検査院こそ会計検査され国会に報告されるべきである。しかし、会計検査院の横暴を正すための機関はない。
一体この国はどうなっているだ。

投稿者 会計検査院にモノ申す : 2007年09月27日 00:40

HP拝見しました。
極めて生ぬるいですね。
公務員、特にキャリヤといわれている人がなぜこれほど
優遇されなければならないのか?
天下り先でほとんど一日中新聞を読んでいるだけの人に
なぜ税金で2000万~3000万の年収を払わなければならないのか。
この改革に私は期待しています。
もし何もできないのなら、最初から言ってください。
国民を欺くのなら、最初から欺いている自民党の方が
ましかも知れない。
頑張ってください。
応援しています。

投稿者 藤本 晶 : 2007年11月27日 00:16

政治家や公務員の処遇は、政治家によって決められています。
本当に、この国を発展させるには、政治家になるためのルールを国民側から作ることです。社会経験は勿論、年齢も。
棺桶に、肩まで浸かっている年寄り議員はいりませんし、使えないから、一般企業では、退職というものがあるのです。
一般社会同様、年齢制限も設けるべきです。

また、政治家は己の為、また公務員の為の都合の良い法律しか作らないから、利権や保身にのみ走るのです。そのツケは、国の借金として1000兆円に届こうとしています。その原因は、貴方方”政治家”と呼ばれる者の所業です。この責任は、どう取ってくれるのでしょう?

昨今では、道路財源が問題となっていますが、特別会計という
”どんぶり会計”を、根本から見直さないと、近い将来には
第2の”アルゼンチン”となることは必至。世界中から、馬鹿呼ばわりされるのがオチです。

議員の半減(リストラ)公益法人廃止、天下り先企業全面廃止
(税金投入禁止)、さらに、ボーナス廃止(国が借金でクビが回らない程、景気も良くないのにボーナスなんて払えるわけが無い、一般企業は業績が無ければ、ボーナス無し)退職金廃止

まぁ、どうせこんなことを書き込みしても、無駄なことだと思うし、読まないだろうな~無能議員だから。

せいぜい、国に面倒見てもらってくれ。
議員という名前を名目とした税金泥棒へ。

投稿者 : 2008年04月07日 01:32

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