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「日本の笑顔を作りたい!」 ふじすえ健三は、東京大学助教授を辞して、国会から日本の笑顔を作ります。
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わが国の農業補助の行く末

[2006年07月08日] [日記] [コメント (3)] [トラックバック (1)]

東京三菱UFJ銀行ワシント事務所レポートに「農業補助金の国際比較」の話がありました。なかなか興味深い内容でしたので、ご紹介します。

OECDのデータによると、2005年度に米国政府が農業者に付与した「直接的な農業補助金」は約430億ドル(4.9兆円)また農業生産者への間接的な補助も含めた農業補助金総額は1,100億近い(12.6兆円)規模
他の先進国の農業者補助率を見ると、欧州連合32%、日本56%、オーストラリア5%、ニュージーランド3%。金額を見るとアメリカのダントツ支援です。
agriculturesubsidyofnations.bmp

米国の補助金の給付分布は、その多くが富裕な大規模企業農場に給付されています。米国農家のうちで補助金を受け取ることが出来るのは全体の3分の1ほどで、補助金の78%は全体のわずか8%の大規模企業農場に行っていると言います(非営利組織Taxpayers for Common Sense調査)。
日本では、先の国会で「農業経営革新法」が出来て、小規模零細農家保護に傾斜した補助金給付のあり方を変えようとしましたが、米国では大規模富裕農場に補助金が集中的に費やされているわけです。
米国の露骨な富裕者優遇政策が良く理解できます。

ちなみに、わが国も米国の道へ進み始めていると感じるのは私だけではないと思います。大規模農業の確立を狙う「農業経営基盤強化法改正」など非常に典型的な事例だと思います。
四国で農業事業者の方と話をさせていただきましたが、助成が大規模農家に傾斜始めており、その方も事業規模を拡大するための手続きが大変だとため息を付いておられました。 

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» [原理主義の罠]貧困を煽り、人命を軽視する米国型「市場原理主義」の傲慢 from toxandriaの日記
[副題]「WTO・ドーハラウンド挫折」の根本はアメリカ富裕・支配層のエゴにある   世界銀行は、WTO・ドーハラウンドの交渉がまとまった場合の世界全体への直接... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年07月30日 17:48

コメント

ふじすえさん

ご引用頂き、ありがとうございます。アメリカの農業補助金の給付分布は確かに露骨なまでの富裕大農家、企業農家優遇ですね。反対に、日本の農業はやはりある程度の集約化、大規模化、効率化が必要だと考えています。中庸の政策というのは難しいものです。

投稿者 竹中正治 : 2006年07月10日 20:25

>>竹中正治さん
農業政策の基本は「食料安全保障(食糧自給の確立)」だと思っています。
最近、農林省も政策に書き始めていますが、達成できないとすぐ期限延長などして、なにをしているのだろうか?という感じがしています。
民主党の直接支払い制度は、農業活性化と食料安全保障に貢献すると思われます。

投稿者 藤末 : 2006年07月24日 10:52

ふじすえ健三 さま

TBありがとうございます。また、勝手に記事を引用してブログを書いてしまいましたこと、ご容赦ください。

それにしてもアメリカのエゴの酷さには目を見張るばかりの想いです。竹中正治さまもコメントされていますが、真剣に日本の行く末を考えて中庸の政策を進めることは、なかなか困難なことだと思います。

それにしても、農業・医療などの分野がアメリカのエゴで押し切られることには我慢がなりません。しかし、日本人の資質は未だまだ見捨てたものではないと思います。アイデンティティとしての日本の美しい自然も絶対に守るべきだと思います。

ポイントは、困難な課題を分かり易く誠実に一般国民へ訴えてゆくことではないかと思っております。

何もパワーはありませんが応援させていただきます。これからも、どうぞ日本の未来のために頑張ってください。

投稿者 toxandoria : 2006年07月30日 17:47

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