石油価格の高騰の影響
[2006年08月31日] [日記 | エネルギー] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
昨日に引き続き大阪にいます。
講演などを行っていますが、会話させていただいた方の中から「石油(燃料)価格が上がって会社経営が大変だ」との話をお聞きしました。
確かに原油は1バーレル70ドルまで達し、ガソリンも1リットル140円を越しています。
2002年頃には1バーレル20ドルくらいだった時期もあったわけですから、急激な高騰です。
なんらかの対策を採らねば、景気への影響が大きいと思いますが、なさけないことにやれることが出てきません。個人的には、国際的に連携し石油などコモディティに対する「投機」を禁じるべきだと考えます。石油への投機は石油危機の時の買占めと似た行動だと思います。規制すべきではないでしょうか。
1978-79年の第二次石油ショック以後、石油の世界消費は減り1979年の水準に戻ったのは10年以上たった1990年でした。その間、原油価格は暴落しています。
これは世界的なエネルギー源のシフト、つまり石油から天然ガスや原子力へのシフトがもたらしたといいますが(ちなみにわが国のGDPにおける原油輸入額は、1974年4.10%、1979年3.33%、2005年には1.76%となっています)、現在は天然ガス価格も高騰し、石油の消費地帯である先進国では原子力の立地もなかなかできない状況にあり、このふたつのエネルギー源には大きな期待ができません。
新エネルギーの勉強をさせていただきますと、風力エネルギーや太陽エネルギーは急激にその供給量を増やすことは難しいようです。やはり、バイオマス(特に米バイオマス)を検討すべきではないかと思っています。一度、米バイオマス(米から燃料アルコールを作る)のコスト試算を見ましたが、1バーレル100ドルくらいになれば、その可能性はあるのではないか?と思いました。
新しいエネルギー政策の転換が必要だと思っています。
また、イランの核開発問題へのアメリカの対応、レバノン問題が手詰まりになった時イスラエルがイランの空爆に出る可能性、イランの情勢がどうなるか、もっと原油価格が上昇する可能性があると心配しています。1バーレル100ドルになった時、アメリカや中国の景気は大きく後退し、世界経済時代がおかしくなる可能性はあると思います。
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