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「死に至る病」 キェルケゴール著

[2006年09月17日] [読書録 | 哲学] [コメント (0)] [トラックバック (0)]

またもや訳もわからず買ってしまった岩波文庫。
すごく読み難く、大変です。

読んでいて思ったのは、この本の基本はキリスト教であること、キリスト教の知識がない私にとっては非常に理解できない本でした。
正直解説などを読んで理解した感じです。
siniitaruyamai.jpg

さて、「死に至る病」とは「絶望」であり、本書は絶望を分析しています。
「ひとは致命的な病のことを死に至る病と呼んでいる。こういう意味では絶望は決して死に至る病とは呼ばれえない。・・・だが絶望はまた別の意味で一層明確に死に至る病である。この病では人は断じて死ぬことはない――換言すればこの病は肉体的な死をもっては終わらないのである。反対に、絶望の苦悩は死ぬことができないというまさにその点に存するのである。」

まず、絶望するということは、普遍であること(誰でもなる)。
また、絶望の分類として、
①絶望して、自己を持っていることを意識していない場合、
②絶望して、自己自身であろうと欲しない場合
③絶望して、自己自身であろうと欲する場合
とあり、私の解釈では、絶望を自己意識できていない場合もあるということではないでしょうか?
つまり、絶望をしているとは全く思っていないのに実は絶望しているという訳です。

その他、絶望は罪である。としてソクラテスの罪「無知」を引き合いに出してたりしています。
読んでいると最後はキリスト教の罪に行き着いているように感じますが。

なにはともあれ、実存主義への道を切り開いた著書とありますが、現在の自分では理解できないし、おそらく理解したとしても感動はしないように感じました。
全く読書感想にならずにすみません。

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