「学校では教えない歴史」 フリーランス歴史研究会著
[2006年09月08日] [日記 | 読書録] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
「学校では教えない歴史」とネットで検索すると、すごい数ヒットします。
よく読むと、同じ名前の本が少なくとも十冊以上は出ているようです。
基本的に歴史うんちく本ですが、なかなか面白いことが書いてありました。
○和同開珎を普及させるため、「蓄銭叙位法」という官職に就くための条件に銭を持っていなければならないとする法律を作った。つまりお金がなければ官職につけないという法律です。
○958年の乾元大宝の発行以降、江戸時代に入るまでわが国の通貨の発行はなくなった。通貨は中国のものを使った、といいます。貨幣経済的には、日本は中国の経済圏になっていたことを知り、びっくりしました。まぁ、基本的に物々交換の時代だったということもあると思いますが。
○三井財閥や三越の元となる「越後屋」は、「現金掛け値なし」という商売で急成長しましたが、その根底には、「京都と松坂に店を持ち、仕入れから販売までを一貫してできた」ことにある、ということです。教科書には、「掛売り(値段の交渉)をせず正札(定価)で売る商法」で儲けたとあったように記憶しますが、それだけだと他の店もすぐに真似できます。やはり、仕入れから販売までのバリューチェーンをつなげることによる「安売り」が一番大きな競争優位だったようです。
○「1ドル1円時代」があった。1871年に円を定めた新貨条例の時点では、1円=金1.5グラム=1ドルと定められています。円ドルレートというと1ドル=360円が思い出されますが、ここまで円高だとすごいですね。
とりとめもないことばかりですが、なかなか面白く読めました。
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