「脳はここまで解明された-内なる宇宙の神秘に挑む-」 合原一幸 編著
[2006年09月27日] [日記 | 読書録 | 哲学] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
新幹線の売店にある本です。聞くところによると、大阪・東京間の2時間くらいで読みきるように編集されているとか。
内容は、後ろの対談はもっと体系的にやって欲しいと思いますが、前半はなかなか楽しく読ませていただきました。
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○脳の神経細胞は1000億個(少ないと私は思います)。これが100万キロメートルの配線でつながっている。脳とコンピュータの違いは、コンピュータの半導体は、まだまだ2次元(平面に展開)であるが、脳細胞は3次元でつながっていること。同じところは、電気のパルスで情報を処理しているとこと。ただ、脳の情報処理は完全には明確になっていないようですね。
ちなみに各神経細胞は約1万のシナプス(回線)とつながっている。そして、信号電圧の総和が値を越すと次の細胞に信号を送るようになっているようです(マイナスの信号もあるとのこと)。これは通常の半導体では実現が難しいのではないか?と思いました。
○「ヘブの学習則」:脳連結の経路ができるのは、山に獣道ができるのに似ている。なにもない森に獣が何回も通ることにより道ができる。これと同様な仕組みで脳回路ができるという仮説。これが本当ならば、ひとの思考は常に考えていることにひきづられることになりますね。
○人遺伝子で特定のタンパク質をコードする遺伝子は3万強しかない。ちなみに大腸菌でも4400といいますから、大腸菌の7倍の遺伝子しかタンパク質を創っていないことになります。このデータを見ると「細菌も人間も生きものとして大して変わりないこと」が分かります。
○「スモール・ワールド・ネットワーク」:「6人たどれば,世界中のだれとでもつながる」という世間の狭さを証明するような論理です。特に最近、友達の友達が、知り合いであることが多く、日本国内では実感しています。早く友達の輪を世界に広げて、世界レベルでこの概念を実感したいと思います。
○ある言語を母国にできるのは12歳まで、13歳を過ぎると外国語として学べるが母国語にはならない。言語は4歳までに90%を習得する(胎内でも言葉を理解していると聞いています)。
○「オートポイエーシス」:自己形成、蜂が巣を作るようにここの蜂は全体像をわかないが、ミクロを重ねているうちに全体ができること。脳も同じような自己形成を行う。
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