決算委員会
[2006年11月15日] [日記] [コメント (1)] [トラックバック (0)]
午後、決算委員会で「税金の無駄遣い」について、質問と提案を行いました。
まず、文部科学省に関係する独立行政法人(科学技術振興機構、日本学術振興会、大学入試センターなど、約30機関)の経営運営を評価する委員会の委員が
①なんと約9割が文部科学省の関係機関(大学関係者、関係財団法人など)に所属。
②そして、30人中19人が評価対象の独立行政法人から研究予算を受け取っている。その合計は、分かるだけども550億円(2005年度)にもなります。
「大きな意味で身内の、それも研究予算をもらっている評価者が、きちんと評価できるかとの常識的な疑問を受けるのではないか?」
と質したところ、池坊文部科学副大臣から
「来年度の評価委員の変更時に、半分程度民間企業の方にしたい」
との明確な回答を頂きました。
これは絶対やってもらいます!
次に、国立大学法人(注:国立大学法人は、通常に独立行政法人とは位置付けが違います)の評価委員会の委員について、
①委員18人中8人が国立大学教官のOBであること(大学経験者が必要なことは認めますが、多過ぎだと思います)。
②産業界(製造業)の委員がいないこと(産学連携など誰が評価するのでしょうか)。
③委員の中で、4人が国立大学法人から旅費・謝金をもらっていること(うち3人は数万円ですが、1人は数百万円となっており、これはさすがにまずいのではないか)。
と指摘させて頂き、池坊副大臣から前向きに対応したいと回答頂きました。
こちらもPushして行きます。
この委員会に産業界からの人が入らなければ、我が国の産学連携は進みません。
そして、ODAです。ラオスの井戸(13億円)づくりプロジェクトについて質しました。
①まず、6億円のプロジェクトの最終報告書が8ページで、決算の内訳が4行しかないこと(これではチェックしようがありません)。
②現地では、1本20万円(浅井戸)で出来るものを、わざわざ1本200万円(深井戸)を掘ったこと(ちなみに、ラオスでは180坪の家が、約40万円で建ちます。本当に現地政府が深井戸を望んだか、疑問です。ラオス政府からの要望書を取り寄せるようにしました)。
浅野外務副大臣から、本当に前向きな回答を頂きました。
「見積もりをきちんと取る。」
「きちんと調査書など情報を渡す。」
と仰って頂き、感謝です。
今まで外務省は、「外交機密」「相手国の了解が必要」など、情報を私にさえ渡しませんでしたが、浅野副大臣のイニシアティブで態度が突然変わりました。
これからもODAの無駄遣いを直して頂きます。
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コメント
ラオスの井戸について
私は、ODAの無償のコンサルタント、ODA商社、ODA建設業に数年間勤めていました。現在はODAの仕事はしていません。よく一般プロジェクト無償資金協力で、落札率の高さ、談合、天下り、高いコスト等が問題になります。この原因は入札資格を日本人か日本企業に限定しているからです。もし、日本人に限定しない国際競争入札にすれば驚くほど価格は下がります。ラオスの小学校で7割引、ラオスの井戸で8割引程度になります。例えばJBIC(有償資金協力)は、国際競争入札なので、リーズナブルな落札価格となっています。税金の有効活用という点では、世銀等が行っている国際競争入札が非常に望ましいです。しかしながら、国際競争入札を導入しますと、ODA無償コンサル会社、ODA商社、ODA建設業者にとっては、国際競争の中に投げ込まれることになり、競争力を持たない会社は淘汰されることになり、そこで長年仕事をしていた人たちの職を奪うことになります。
投稿者 松尾 : 2007年02月22日 01:29







