「満州事変 世界の孤児へ」 NHK取材班
[2007年02月13日] [日記 | 読書録] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
最近、書評をあまり書かなくなっています。
正直、書評を書くのは意外と時間がかかります。一番楽なのが、日常生活の紹介です。
三連休中に休みを頂きましたので、ちょっと最近昔読んだ本を整理してみました。
この本は秀逸です。
満州国設立、日華事変、国際連盟脱退への経緯を海外での取材にも基づき書かれています。
日華事変に対する米国を中心とする外国の反感がどのように重積していったか。
歴史の本を読んでいると、松岡洋右外務大臣(元満鉄副社長)、内田康哉外務大臣(焦土外交を唱える)など一部の人間の判断でわが国の歴史の進路が変わったことが理解できます(私は、国のトップクラスの人間がアメリカにきちんと対応しておけば、アメリカとの正面衝突は回避できたと思っています)。
やはり、国の重要ポジションにはきちんとした人間を置くべきだと痛感します。
わが国の近現代史を読むと「まだ70年くらい前の話」だと思ってしまいます。
つまり、私の両親が生まれてからの歴史だと。
(考えてみたら祖父は明治生まれですから、曽祖父は明治維新の時に生まれたくらいではないでしょうか?)
この本を読んで強く感じたのは、「歴史を振り返り、あの時どうすべきだったというのは簡単だ」ということです。本書も海外の情報を集め、客観的に書かれていますが、やはり、「松岡外務大臣や内田外務大臣がなぜあのような行動や考えを持ったか」をもっと分析すべきだと考えます。
彼らが本当に「国益」をどう定義していたか、を知りたいです。
これはシリーズになっています。
『日本の選択1-理念なき外交「パリ講和会議」』 済み エントリー書きました。
『日本の選択2-魔都市上海 十万の日本人』 済み
『日本の選択3-フォードの野望を砕いた軍産体制』 済み
『日本の選択4-プロパガンダ映画のたどった道』
『日本の選択5-対日仮想戦略「オレンジ作戦」』
『日本の選択6-金融小国ニッポンの悲劇』 済み
『日本の選択7-「満州国」ラストエンペラー』
『日本の選択8-満州事変 世界の孤児へ』 済み
『日本の選択9-「ヒトラー」に派遣されたスパイ』
済みとあるのは読みました。すべて事実関係をきちんと書いており、読み応えあります。
是非、全部読んでみたいものです。
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