国家の衰退(友人からのメール)
[2007年05月24日] [「技術立国」再び | 日記 | 経済] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
以下のようなメールを友人から頂きました。
なかなか、関心するところがありますので、ご紹介します。
最近、特に近代ヨーロッパなどで一時的にしろ世界を凌駕した国(ヴェネチアであり、オランダなど)がなぜ衰退したかを研究しています。
国家の衰退は様々な要因が絡んでおり、一概にあるひとつのイベントや要因に帰することはできないのですが、概ね以下のことがあるようです。
・金融は貿易や工業と結びついているときは問題ないが、後二者と離れて発達すると国家の衰退を招く。ある堅めの書籍には「生殖から離れたセックスの拡大が人類にとって害悪なのと同じである」などという記述もありました。
→その原因として①金融は一部の人間だけを富ませるため社会が不安定になる、②金融は結局のところリスクが高く、大きなつまずきを避けながら長期間永続することは容易ではない、③一部の人間が他国へ移動してしまうと一気に衰退する、といったようなことがあるようです。
→つまりわが国にとって金融立国などは有り得ない。
・意外と移住やなどによる人手不足が衰退の大きな原因となっているようだ。
→例えば海洋国家のヴェネチアでは船のこぎ手が不足して、これが衰退を早める結果になるといった感じです。
・当然ながら繁栄をもたらした主要産業の衰退。
→ヴェネチアが東方貿易を独占できなくなったため衰退したというのは有名な話。
などということを考えますと、結構藤末さんが普段から言っている「外貨を稼げる産業」つまり製造業の衰退は日本にとって危機的であります。 最近の工学部の人気のなさ等々人手不足も深刻で、上述の衰退過程にはまりかけていると言えなくもない状況です。
私もこのメールを頂き、「もっと危機感を持って産業政策を提言しなければ」と痛感しました。
中国やアメリカの景気に支えたれているだけで、産業全体の本質的な競争力は、相対的に落ちていると見ています。
もっと政府にがんばっていただくように国会から発破をかけ、また、政策を提言していきます。
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