「ゲノムはここまで解明された」 編著 斎藤成也
[2007年07月16日] [日記 | 読書録] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
新幹線での移動中に読ませていただきました。このシリーズは、丁度、大阪・東京間の移動中に読めるようにしているようです。読みやすくバイオサイエンスについて勉強になりました。
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人間と植物も、12億年前も真菌類を同じ先祖にしており、「我々が緑や花に囲まれるとほっとするのは、自分と共通の命への共感があるから」との話は、なかなかいい話だと思いました。
ヒトの遺伝子(ゲノム)32億個の塩基配列がほぼ解読されている。チンパンジーと人間のゲノムの違いは、たった1.23%しか違わないとのこと。
よく民族ということばが使われますが、民族間のゲノムの違いはどんなものだろうかと考えました。きっと塩基数個分の違いしかないのでは?と思います。
また、本書の中で感心したのが、大学時代に波動方程式で知った「シュレディンガー」の著書「生命とは何か」の紹介です。
それには、
「われわれは、すべてのものを包括する統一的な知識を求めようとする熱望を、先祖代々承け継いできました。 学問の最高の殿堂に与えられた総合大学(university)の名は、古代から幾世紀もの時代を通じて、総合的な姿こそ、十全の信頼を与えられるべき唯一のものであったことを、われわれの心に銘記させます。」
とのこと、シュレディンガーは、「すべてのものを包括する統一的な知識」を求めることが必要であるとしています。
私も、ライフサイエンス、物理学、そして情報科学がそれぞれ進歩して、将来、それらを包括する統一的な知識に統合化されるのではないかと期待しています。
すでにライフサイエンス/ゲノムは、デジタル情報であることがわかりましたし、そのうち進化なども両氏物理学で証明されたりするのではないかと思ったりします。
ゲノム解析は迅速化・低価格化が進んでおり、30年後には地球上のほぼすべての生物のゲノムが解読されるとの予測にはびっくりです。
きっとそのゲノムデータは、「ノアの箱舟」とでも呼ばれるのではないでしょうか。(ゲノムデータから生物をつくることができれば、ゲノムデータが残れば生物種が残ることと同じ意味を持つようになりますから)
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