わが国の宇宙政策の在り方
[2008年03月06日] [日記] [コメント (1)] [トラックバック (0)]
本日は宇宙政策の中枢におられる方からお話をお聞きしました。
ポイントをまとめさせていただくと
1.宇宙開発委員会の位置づけ
昔、総理府に科学技術委員会はあった。各省庁の上にある形だった。それが文部科学省の下の機関となってしました。
役割は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の役員任命、JAXAの長期計画の決議などJAXAにかかることしかできなくなっている。国全体の宇宙政策を見ることはできない。宇宙に関する研究開発ではJAXAがメジャーでありその意味では宇宙の研究開発は見ていることになる。
2.宇宙開発に関する長期的な計画」
平成20年度2月22日に総務省と文部科学省とで定めた「宇宙開発に関する長期的な計画」を説明いただきました。しかしながら、予算金額と詳細なスケジュールについてまったく書いておらず、計画の体をなしていないのではないかと思います。定性的な目標が書いてあるだけの計画は初めて見ました。ここに宇宙政策の体制の問題が集約されているように感じます。
また、宇宙技術の産業化については最後の少し書いてあるだけで産業化という観点が薄いのが特徴です。
作成された方が文部科学省の枠というものに縛られながらも書けることを最大限書かれたということは元役人をしていた私には感じられます。
やはり宇宙行政を「科学技術」の縛りから解放し「産業」そして「外交」までつながる政策推進体制を作らなければなりません。
今回の宇宙基本法制定で宇宙政策推進体制の根本的な見直しをしなければ、あと10年待たなければならなくなると思います。
なんとしてもこの国会で仕上げたいものです。
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コメント
「昔、総理府に科学技術委員会はあった。」とありますが、総理府にあった委員会名は【宇宙開発委員会】です。
「宇宙開発に関する長期的な計画」の所からのリンク先が平成15年のものなのですが、新しいものへのリンクはできませんか?
計画が定性的な目標だけなのは、これからJAXAで具体的計画に展開するということになっているからだと思います。しかしながらJAXAの作るものは、与えられた予算の枠に縛られますから、国の将来計画としては寂しいものになるでしょう。産業化の話は殆ど無いと思います。
投稿者 CH : 2008年03月10日 19:34







