本サイトに関してサイトマップ事務所Englishchinese
FUJISUE.NET
ふじすえ健三 画像
「日本の笑顔を作りたい!」 ふじすえ健三は、東京大学助教授を辞して、国会から日本の笑顔を作ります。
民主党参議院議員 ふじすえ健三 公式ウェブサイト

Paul Krugman.”Competitiveness- A Dangerous Obsession"

[2008年12月29日] [「技術立国」再び | 日記 | 経済] [コメント (1)] [トラックバック (0)]

来年の国会論戦に備え、色々な記事や本を仕入れて読んでいます。

すごく参考になったのが、今年ノーベル経済学賞を受賞されたポール・クルーグマン教授Prof. Paul Krugmanの.”Competitiveness- A Dangerous Obsession"です。
http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~takasaki/Teaching_U/IEU/Krugman(1994).pdf

これからの経済危機に対応するためには「産業政策をもう一度」と思っていましたが、この論文を読むと「次の産業政策はターゲティングポリシーではなく、企業活動基盤の整備ではないか」と考えさせられました。

そういえば「ビジネスエコシステム」という産業全体を生態系として捉えた産業政策の概念もあります。
もっと様々な他国の政策と政策を支える概念を知る必要があります。

特に国内の生活レベルの向上は国内の生産性の成長にほぼ同じであるとの指摘は非常に示唆に富みます。これからの経済対策を生産性の向上、特に医療福祉、農業、教育といったわが国の生産性が低いとして腐れる部分のまわすことが必要だと思っています。

the growth rate of living standards essentially equals the growth rate of domestic productivity --
not productivity relative to competitors, but simply domestic productivity. Even though world trade
is larger than ever before, national living standards are overwhelmingly determined by domestic
factors rather than by some competition for world markets.

また、以下のように我々が古い産業と考える分野で労働者一人当たりの付加価値が高いということも大きなメッセージだと思います。
Value Added Per Worker, 1988 (in thousands of dollars)
CIGARETTES 488
PETROLUEM REFINING 283
AUTOS 99
STEEL 97
AIRCRAFT 68
ELECTRONICS 64
ALL MANUFACTURING 66

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fujisue.net/MT3/mt-tb.cgi/6231

コメント

クルーグマンの著作の日本語訳で「良い経済学 悪い経済学」あたりだったでしょうか。こちらにも国の国際競争力というのが如何に間違っていて危険な思想であるかが丁寧に説明されています。

もっとも私がそれを読んだのは5年以上前ですが・・・

クルーグマンの書籍は伝統的経済学の指摘に富むので他の著作も購入されることをお勧めします。文章も平易で読みやすいですし。

http://cruel.org/jindex.html
の真ん中より↓の方にクルーグマンの論説を翻訳したものがおいてあります。こちらも参考になります。
一刻も早くまともな経済政策を打ち出してください。

投稿者 : 2008年12月28日 17:15

コメントしてください




保存しますか?


民主党参議院議員藤末健三事務所