友人に政府の危機管理を勉強したいと紹介してもらったのが山崎正晴氏です。
前コントロール・リスクス・グループ日本法人代表取締役社長で現在は麹町にオフィスを構える(株)亀屋の社長をされています。
アフガニスタン復興支援などは担当しましたが、ソマリアの海賊対策は深く理解していませんでした。本書を読んで知らなかったことが如何に多いかを知りました。
なさけないことにソマリアの海賊が元漁民だったとは知らず、元海軍だと思っていました。ソマリアが無政府状態になり、漁場を外国に荒らされたためソマリアの漁師たちが自衛のために活動したのが海賊の発生だそうです。
私が印象的なのは2008年に海賊に襲われた日本船がドイツの艦艇に救われたが、日本の護衛艦は先制攻撃が出来ないため救助ができずにいいたということです。その後、日本の総理がメルケル首相に会う機会があったが、なんとこの救助のお礼もしなかったというのには愕然としました。
著者は、最近もジブジを単独で訪問しており、自衛隊が活発な活動をしながらもそれを国際的な評価に結びつけることができない状況を教えてもらったとのこと。中国は海賊対策でリーダーシップをとるべく主張を強めているが、わが国はほとんど主張をしていないと聞きました。
海賊対策は今後ともわが国の外交の大きなテーマとなります。引き続き山崎氏と連携し、国益にかなう活動を進めて行きたいです。























