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「祖国を興すもの」 南原繁著(東大総長)『平和の炬火をかかげることは戦争にまさる勇気と忍耐を要する』   はてなブックマーク - 「祖国を興すもの」 南原繁著(東大総長)『平和の炬火をかかげることは戦争にまさる勇気と忍耐を要する』 

2015年03月06日

親しい国会議員から、東大総長の南原繁の新憲法発布記念式典における講演で「今の日本に対して呼びかけたような言葉がある」と聴いて、国会図書館から講演を収録した標記の本を取り寄せて読みました。
南原繁が吉田茂から「曲学阿世の徒」と言われたことは知っていましたが、このような言葉を残されているとは初めて知りました。
70年近く前の言葉ですが、今でもその理念は通じるところがあると感じました。

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「正義」としての平和主義
南原繁は、日本国憲法の平和主義について
「われわれの希求するところのものは、単なる恒常の平和でなく、あくまで「正義」に立脚する国際の新しい政政治的=経済歴秩序の確立である(112ページ)」としています。

平和主義の理想をかかげることが戦争にまさる真の勇気と忍耐を要する
そして、「憲法に宣言する如く、われらの安全と生存をあげて、平和を愛する世界の諸国民の公正と信義に委ねようとするものである。
それがいかに国家的冒険の業であるかを、われわれは知っている。世界は或る意味においてなお夜であって、昼にはまだ遠い。この時代に、このような理想の炬火をかかげて魁(さきがけ)することが、いかに苦難の道であるかを、われらは知らぬではない。それこそ戦争にまさる幾倍の真の勇気と忍耐を要することであろう。(113ページ)」
、と指摘しています。

保守反動の方向に舵がむけられてはならぬ
「だが、新憲法も同じく人の手によって作られたものである。従って、それ自らの持つ不完全性を免れることができず、時代の推移によって将来の改正も予想しえられるであろう。その場合、警戒すべきは、仮にも再び保守反動の方向に国家の舵がむけられてはならぬことである」


憲法改正の議論が本格的に動き出しそうな感じですが、憲法という国の枠組み・基本を定めるものを近視眼的ではなく、長期的・多角的・深い視野から議論する必要があります。そのためにも、先人の知恵、温故知新が必要です。

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