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ブログ

「幸福論」須藤元気著

格闘家・ダンサー須藤元気さんのお遍路の記録です。 sudougenkikouhukuron.jpg ところどころ「くすっ」と笑えるところもあれば、「なるほど」と深くうなずくところもある本です。特にところどころに書かれている人生観は重みがあります。おそらく著者が本から学び取ったものでなく、自らの経験から学びとったものだからではないかと思えます。 例えば、 「自分が変われば、世界が変わる」(32ページ) 「他人を変えようとするのではなく、まず自分を変える。・・・結局、幸せのために職場や恋人を変えても、自分自身が変わらなければどこに就職しようと誰と付き合おうと一時的な幸せ以外、何も変わらない。」 これは、ズバリ深いですね。自分を含めて、色々な悪いことを周りの人や環境のせいにすることは多いですが、これでは進歩がない。やはり、問題を自分のこととして受け入れ、自分が変わるところから進歩が始まると私も思います。 「ピーポーくん」(54ページ) 「彼をはじめて見て、その名前を知った時、僕は帽子をかぶっていないことに脱帽した。・・愛くるしさとその安易な名前に哲学を感じた。」 この文書には笑わせてもらいました。今、ゆるキャラブームですが、ピーポーくんは「キング・オブ・ゆるキャラ」だと思います。折角なのでいじれるようにコピーライトを緩くしておけばやかったですね。 pi-po-kunn.jpg ピーポーくん(画像は警視庁サイトからお借りしています。) 「食という字」(135ページ) 「食という字は『人を良くする』とかくだけあって、おいしいものをきちんと食べることは人間にとって本当に大切なことだと思う。」 何気なく書いている感じですが、それぞれ意味があるようです。この「食」という字はよく使うけれど、その意味を考えたことがありませんでしたが、言われて見るとそのとおりです。いつも食事を作ってくれる妻に感謝です。 その他にも 「日頃から僕は、極力ネガティブな言葉は使わないように心がけている。」(46ページ) なにげなく、さらっと書かれているが、わかっていてもできないこと。私も言葉の力はすごいと思う。いい言葉を発し続けることが人はそれだけで周りの人をハッピーにしているのかもしれません。 「『宝の地図』を自分の部屋に作っている」 「自分の写真を真ん中において、自分の欲しいものをその周りに配置していく。」 この文書だけを取り出すとなんか物欲が強い人、みたいなイメージになりますが、それは違います。本を読むと須藤元気さんは、すごく自分のなりたい姿(ビジョン)を大事にし、それを実現する力が強い人だとわかります。 また、文書だけでなく、お遍路の写真も素晴らしいものがあります。

藤巻幸夫参議院議員との別れ

一緒に仕事をさせて頂いた藤巻幸夫参議院議員が亡くなられました。 今日、増上寺の告別式に参列させてもらいました。 昨年末に入院してから議場に来られてなかったので、病状が思わしくないのかなと思っていましたが、まさかこんなに若くして旅立つとは思いもしませんでした。 54歳でした。 心から冥福を祈ります。 一緒に飲んでいる時も 私が「兎に角、長生きしたい」と言うと、 「自分は体を酷使し過ぎた。長い生きできないので太く短く生きるんだ」と仰っていました。 一緒に仕事をさせていただくようになってから、藤巻さんの本も購入して読ませてもらいました。 行間に藤巻さんの「熱さ」があふれています。 20130408_173540.jpg 是非読んでみてください。 一緒にクール・ジャパンを進めようとしていました。 藤巻さんの人を巻き込むパワーがあれば、相当社会と国を変えることができたと確信します。 日本にとっても本当に惜しい人を失いました。 藤巻さんの意志を引き継ぎ、社会を、国を変えていきます。

『歴史の終わり』 The End of History and the Last Man、著 フランシス・フクヤマ

本当に読み応えのある本です。

関心したのは
第二次世界大戦は、イギリス・フランスといった持てる国vsドイツ・日本といった持たざる国の経済的な戦争ではなく、「民主主義 vs 共産主義 vs 全体主義」の政治イデオロギーの戦争であるとの指摘です。
この指摘は一般的でありますが、歴史が好きな私は「基本的に経済的な理由で戦争が起きる(十字軍さえも経済的な理由がある)」との考えでしたが、本書を読んで第二次世界大戦はイデオロギーによる戦争であるとの考えが少し理解出来ました。

はじめはなじめなかったのですが、戦争も長期的には「イデオロギーが他国に受け入れらるかどうか」が重要との指摘にはやや納得しました。

例えば、太平洋戦争でアメリカが勝利した要因は、大日本帝国の大和民族至上主義と天皇強制崇拝よりも、アメリカの民主政治が国や民族の壁を越えられる普遍性があり、他民族の支持を受けやすかった。
同様に、ドイツのゲルマン民族至上主義よりソ連の共産主義が普遍性が高かった。
この故に、国内外の指示を得たイデオロギーの方が勝利できたというのです。

このことは現在の日本の外交に大きなメッセージになると思います。

「落日燃ゆ」城山三郎著。A級戦犯となったただ一人の文官 広田弘毅

公職にある者の靖国神社参拝が議論される中、一読すべき本。
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本書に書かれた「広田弘毅」は、開戦に反対の立場を貫きながら、総理大臣として日米開戦を阻止できず、東京裁判では文官では唯一A級戦犯となり、絞首刑となった(東京裁判でA級戦犯として絞首刑になった7人の内、6人は軍人。ちなみに、吉田茂と広田弘毅と外務省入省の同期)。

東京裁判では、裁判官11人中6対5でA級戦犯、有罪死刑であった。広田弘毅はいっさい弁解しなかった。
ちなみに、広田弘毅の妻 静子は、「パパを楽にしてあげる方法がある」と言い残し、死刑執行が行われる前に自ら命を絶った。広田はそれを聞いて静かにうなずき、数日後に旅立ったという。
この話に夫婦というものの絆とは何かを考えさせられた。

本書の中に
善き戦争は無い。悪しき平和は無い。」とある。
政治家は、この言葉を胸に持たねばらない。

「考え・書き・話す 3つの魔法」野口吉昭著 

「松竹梅」、「うまい、やすい、はやい」、「守破離」など3つ言葉がありますが、考える時、書く時、話す時に「3ポイント」にまとめるべき!というすごく解りやすい内容です。

印象的なポイントは3つあります。

1.3つにすると「優先順位」、「リズム(覚えやすい、喋りやすい)」、「広がり(余韻が生まれる)」ができるとの指摘です。私はこれらに加え「見た目の安定性」があると思っています。特に図にすると3要素があると安定して見えます。

2.デスカッションは「目的」、「定義」、「着地点」の3つを明確にする。これは当たり前のことと思う方が多いかもしれませんが、藤末の経験からも特に「定義」が不明確なままでディスカッションを行い、議論がすれ違っていたこと、ひどい時には誤解が生まれていたこともありました。

3.企業の方向性を議論するときには、「したいこと(will)」、「すべきこと(must)」、「できること(can)」の3点を明確にし、その重なりを大きくする。重なりが大きいほど社員がいきいきする。この点は、企業だけでなく個人についても言えることだと思います。

非常に読みやすい本です。

 

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本書「おわりに」に著者が「日本の税自家にまずはこの本を読んでいただき「考え、書き、す」力をつけてほしい」と書いてあります。今までもなぜか「・・・その理由は3点あります。」とか発言していましたが、今後はより「3」を意識して行きます。名前にも「健三」と「3」が入っていますので。

 

「何のために働くのか 」 著 寺島 実郎 

寺島 実郎先生、ウィキペディアを見ると「日本の評論家。多摩大学学長・教授、帝塚山大学特別客員教授、三井物産戦略研究所会長、日本総合研究所理事長、新潟県知事泉田裕彦後援会会長を兼任」と書いてありました。
実は、定期的に超党派の政策研究会を主催されており、そこでいつも色々とお話を伺っていましたので、「評論家」というのに違和感を覚えました。やはり寺島先生は「研究者」だと思います。

さて、本書は、多摩大学の学長としての経験に基づき書かれています。

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本書にある、「ツトメ」と「カセギ」を両立させることは就職の大きな課題です(「ツトメ」とは社会的な貢献を果しながら、自分のやりがいも得られる仕事、「カセギ」とは経済的な自立をかちとるためにする仕事)。
寺島先生は、まずは与えられた仕事に埋没することを進めています。この考えに私も完全に賛同します。自分自身の経験からも「石の上にも三年」ではありませんが、ある程度とことんやってみないと仕事の良さや意義は見えないと思うのです。

 

最後の方には「正しい時代認識なくしては、人生のマネージメントはおぼつかない」ということで、「グローバル化と全員(国)参加型秩序」「アジアダイナミズムとネットワーク型の世界観」そして、「IT革命の本質」「新しいエネルギー地図」といった世界の動きについても書かれています。

まさしく就職活動をされる学生さんや働き出した方々にいい一冊ではないでしょうか。

「風流志道軒伝」風來山人(平賀源内)著

江戸時代の天才発明家「平賀源内」がペンネーム風来山人で書いた本です。

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解説を書かれた出川通さんから頂いたので、なんとなく読みましたが、これが江戸時代の雰囲気も味わえ、物語性も高く、楽しめました。

巨人国、小人国、長脚・手長国、穿胸国、唐、女人国など色々な国を冒険するところなど、今でいうと漫画の「ワンピース」です。

ストーリーは単純で、僧侶になろうとした主人公「志道軒」に風来仙人がどこでも飛べる羽扇(飛べるだけでなくエアー・コンディショニング機能もあり)を授け、その羽扇を使って、色々な国を旅するというものです。まさしくガリバー旅行記です。

ストーリーも面白いのですが、興味を引いたのは「挿絵」です。 まさに漫画文化の源流がここにもあるのではないかと思いました。

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手が長い人間の挿絵を見て、ワンピースの主人公を思い出しました(絵の出典はここ)。 ちなみにワンピースが子供が全巻買い揃えています。

 

 

この本を読んで、現代であれば「ボランティアをしている若者が仙人から、どの国でも行けるクレジットカードをもらい、世界中を旅する」という風にアレンジできるのではないかと思いました。

「テレビが政治をダメにした」(著)鈴木寛

民主党の同僚議員 鈴木寛参議院議員の著書。

一般的に政治家の本は、客観性に欠けて、自分がやった仕事の自慢話が多いが、筆者が元々学者だったためか、客観的であるし、様々な情報社会学者からの引用もあり、非常に興味深く読めた。

印象的なのは、TVメディアが視聴率だけを求めて報道をしており、そのことを我々日本人があまり認識できていないとの指摘だ。

本書に書かれている福島原発事故で放射線の最高値しかマスコミが伝えなかったこと(9ページ)、TVタックルで発言順番が入れ替えられたこと(32ページ)、超党派で進めた仕事は報道されないこと(78ページ)などは私も体験していることだ。

そして、民主党のメディア戦略の失敗の分析も当たっていると思う。
今や完全に否定されている感の民主党政権時代であるが、公共事業予算から教育・医療予算へのシフト、失業率の改善(2009年8月5.5%が2012年11月4.1%)、中小企業倒産が22%減、2012年に自殺者が3万人を切る(15年ぶり)なあどの成果があった。これをメディアにうまく乗せれなかったところが2012年総選挙大敗の原因のひとつとの指摘である。

政治論とメディア論に興味がある方にはお勧めです。

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『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』 (著)橘玲

出された著書は是べて読んでいる「橘玲氏」の最新著書。

丁度、アベノミクスが動き出したので、いいタイミングで出された本だと思います(ちなみに本書はアベノミクスを分析するために書かれたのではないと著者が指摘しています。しかしながら、読めば読むほどアベノミクスと内容を結びつけてしまいます。)。

内容は、序、破、急の三部構成となっており、それぞれ
第1部 序
第1章 <近未来小説>日本人を待っていた浅い眠り
第2章 最悪のなかの最善を探せ
第2部 破
第3章 普通預金は最強の金融商品
第4章 たった3つの金融商品で「国家破産」はこわくない
第3部 急
第5章 財政破綻時の資産運用戦略
第6章 経済的リスクを"奇跡"に変える
となっています。

基本的に経済学のとりまとめみたいになっていますが、色々な論理があり、どれが正しいかなかなかわからない経済学者の解説よりもはるかにわかりやすい本ではないかと思います。

特に、経済・金融で起きる将来のシナリオを三つに分けて
① 楽観シナリオ アベノミクスが成功して高度経済成長がふたたび始まる
② 悲観シナリオ 金融緩和は効果がなく、円高によるデフレ不況がこれからも続く
③ 破滅シナリオ 国債の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る(突然、財政が破たんすることはない、必ず段階を踏んで物事は起こると著者は指摘。)
それぞれの場合への対応方法を書いているのが理解を促していると思います。

面白いのは、①「楽観シナリオ」と②「悲観シナリオ」から③「破滅シナリオ」の第1ステージまでは『普通預金』が最強の資産運用との示唆です。
これを読んでいると知らないうちにいい資産運用をしていたのだなと思います。

そして、③「破滅シナリオ」の第2ステージでは、国債ベアファンド、外貨預金、物価連動国債ファンドが使えると指摘しています。物価連動国債ファンドについては現在販売されていないようですので、新規発行するように国会から発案してみます。

政治家として、財政破たんといった過激な状況でなく、財政と経済が不安定化した時に政策として何が必要かを考えさせてもらいました。
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「サムスンで働いてわかった韓国エリートの仕事術」 水田尊久著

著者の水田さんには、この1月にソウルで韓国企業を視察させていただいた時にお会いしました。
直接、著者から話を伺い、また、韓国企業の現場を見ました。そして、く韓国の大企業の経営幹部も留学時代友人にいますので、本書を読んで「なるほど!」という話がいくつもありました。

韓国に進出するまたは韓国企業とこれから付き合う日本企業の方々には、最適な入門書ではないでしょうか。

私が見る韓国の大企業は「幹部が責任を持って決め、結果に責任を持つ」の一言で表されると思います。
本書にあるように技術力もまだまだそれほど高くないと見えますが、経営意思決定のスピードや投資のスピードの速さは、大学で技術経営を研究していた時から感じていました(このテーマに関する博士論文を審査したことがあります)。

一方で、韓国では、大企業中心の産業構造ができており、大企業と中小企業間の給与格差などがどんどん広がり、昨年末の大統領選挙でも、経済格差の解消が大きな論点となっていました。この問題が引き続き韓国社会経済の課題だと思います。

私は、韓国企業が日本企業より基本的なところが優れているとはあまり思いません。
しかしながら、
①経営陣の意思決定のスピード
②政府の支援(貿易促進、投資促進など大規模な支援があります)
などは韓国のベンチマーク(調査分析)を徹底的に行い、良い所は日本でも真似ればいいと考えます。


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