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原料ナフサへの非課税恒久化が実現

金曜日の真夜中まで民主党税制調査会が開催され、土曜日の朝に閣議が開催され、やっと土曜日に政府の税制大綱が決まりました。

私たちは、国内空洞化対策のために
「自動車関係税制の抜本見直し(円高の影響が比較的軽い国内の自動車需要喚起)」と
「二年に一回延長免税手続きをやっている原料ナフサへの恒久非課税(免税)」
を提唱していました。

特に原料ナフサの非課税化は、野党時代から「業界と政治の癒着の温床になる」と指摘していたものです。今までは、二年に一回、業界団体は原料ナフサの免税措置の延長を党の税調に依頼をしなければならないようになっているのです。ちなみに先進国で原料ナフサに課税をしている国は日本だけです。
そして、実際に2008年に租税特別措置法が国会を通らなくなった時には、「3兆円を超える課税」が化学系企業になされそうになりましいた。このことについては日経BPの記事を見てください。

なお、政治資金法では「政府から補助金をもらっている企業は政治への寄付ができませんが、減税優遇を受けている企業や業界は政治への寄付ができる」のです。実際に業界団体が当時の与党に巨額の寄付をしていました。この話も週刊ダイヤモンドに記事にしてもらいました(ネット上では見つからず)。

去年もがんばってもう少しというところまで行きましたが、実現できませんでしたので(ネット記事ではもう実現可能と書いてしまいました)、今年は最後と思い仲間と一緒に様々な活動をしました。

そして、平成24年度税制大綱においては

法人税
(3)租税特別措置等
〔国税〕
⑤ 輸入・国産石油化学製品製造用揮発油等、鉄鋼製造用等の特定用途石炭及び国産石油アスファルト等に係る石油石炭税の免税・還付措置の適用期限について、当分の間、延長する。原料用石油製品等に係る免税・還付措置の本則化については、引き続き、検討する。

となりました。霞が関文学なので分かりにくいと思いますが、「当分の間=期限なし」との説明を受けていますので、「期限なしで免税措置を延長する」となります。二年ごとに延長手続きをしていたものが、不要になるのです。

これで化学企業の国内投資が少しは上向きます。
企業の経営者から円高、電力提供の不安定化に加え「いつ課税されるか判らない状況」だと国内投資はできない、と言われており、やっとひとつの壁を壊すことができました。

これから財務省と一緒に税法や租税特別措置法の改正条文を書いていきます。
条文の書き方が重要ですので、まだまだ気を引き締めていきます。

個人的には懸案を残したまま、国会が延長されず閉会

今日、179回臨時国会が閉会した。

今年は、177回通常国会が220日、178回臨時国会が18日、この179回臨時国会が51日で合計289日間と国会が1月召集となってから最多の国会開催日数となった。

これは、国会が衆参でねじれているために、法案審議に時間がかかったことや、国政選挙が実施されず会期が中断されなかったこと、そして何より東日本大震災への対応のため、法案審議に時間を要したためだ。

今(臨時)国会でも、東日本大震災復興の大型補正予算と財源確保の臨時増税法、復興特区法、復興庁設置法などが成立した。

しかしながら、私が委員長をする参議院総務委員会において審議予定であった
(1)国家公務員の給与削減法案
(2)郵政改革法案

は成立させることができなかった。

来年の通常国会でも、委員長として与野党の協調を促し、日本のために役立つ法律を作って行かねばならないと考えている。

復興庁法の成立

本日の参議院本会議で「復興庁設置法」が成立しました。
これで来年春から大震災復興の司令塔ができることになります。与野党協議での合意に至ったことは本当によかったと思います。

特に協議では、復興庁が国直轄事業を行うかどうかが焦点となりました。最終的には、国直轄事業は国土交通省などが行い、復興予算は復興庁が一括して要求し、配分、管理することとなりました。これはいい修正だと個人的には思っています。

復興庁設置法と復興特区法の成立で復旧から復興に大きく移っていきます。

私たちも政府の活動をより一層加速化するよう応援していきます。

復興特区法が成立 「新規工場立地企業に5年間の法人税を免除」が実現

参議院本会議で、東日本大震災の被災地を対象に規制緩和や税制上の優遇措置により復興を促進する復興特別区域法が本日成立しました。

私としては、「新規工場立地企業に5年間の法人税を免除」の実現ができたことが非常に意味があります。韓国や台湾などでは当たり前のように行われている「工場立地への税制優遇措置」、私は党内でも最低でもアジア諸国と同じレベルの制度を作らないと日本の工場はアジアに出て行ってしまうと主張していましたが、今回、古川大臣などの英断により画期的な税制ができました。

被災地の復興で本税制の実績を作り、他の地域においても適用できるようにしていくつもりです。
地域活性化の新たな起爆剤となります。

また、本法律では新たに創設される「復興交付金」への期待が高まっているようです。
私は、地方自治を所管する総務委員会の委員長を務めており、総額は1兆5612億円の支援により、津波で被災した集落の高台や内陸部への集団移転などが行われる予定です。

政府と我が民主党はこのような成果をもっとPRしなければならなりません。
私もがんばってPRしていきます。

アジア重視に向かうアメリカ その3

オバマ政権は、TPPで経済面での、東アジアサミットやアジア諸国との二国間首脳会談では安全保障面での、アジア太平洋諸国との関係強化に動きつつあります。

このようなオバマ大統領の動きは、2012年の大統領選を意識したものと見られます。民主党を支える労働組合から中国製品の輸入への警戒がなされており、また、国内雇用を増やすためにオバマ大統領は輸出倍増を唱えており、そのためにも急成長する新興市場に打って出る必要があるからだと思われます。

ジャーマン・マーシャル・ファンド世論調査(11年9月時点)によると、国民の51%が欧州よりもアジアが重要とみており、63%は中国を経済的脅威、47%は軍事的脅威としています。

経済的脅威という面では90年代初頭の日本に対する見方と同じです。当時通産省でスーパーコンピュータの輸入問題を担当していましたが、当時のアメリカの日本叩きは尋常ではなかった思います。私は内政の失敗を日本の責任に転嫁していると思っていましたが、今の中国政府もそのように感じているかもしれません。

また、最近のCBS世論調査では、国民の61%が中国の経済的拡大は米国にとって悪いニュースと答えています。

最新のReal Clear Politicsの世論調査によると、オバマ大統領の支持率は44%となり、就任以来最低の水準まで下がっています。国民から支持を得やすい対中強硬姿勢は「手っ取り早いポイント稼ぎ」ではないでしょうか?

来年のアメリカ大統領選挙の結果は、アジア太平洋地域に大きな影響を与えるものとなります。

アジア重視に向かうアメリカ その2

オバマ大統領は、ASEAN諸国との二国間協議を行っています(日本ではほとんどニュースになりませんでしたが)。二国間協議では、様々な議論がされていますが、中には海洋警備の装備の提供などが合意されており、これも中国へのけん制ではないかと私は見ています。

一方、輸出倍増を掲げるオバマ大統領は、インドネシア・ライオン航空への230機のボーイング737(総額約217億ドル)、シンガポール航空への8機のボーイング777(総額約24億ドル)、インドネシア・ガルーダ航空への50台のゼネラル・エレクトリック(GE)製エンジン(総額約13億ドル)の売却に関する契約を結ぶなど、総計250億ドルに上るビジネス契約に立ち会ました。
来年の大統領選挙に向けての活動と見れます。

このようなオバマ大統領の中国を牽制する動きを米国内のメディアはに歓迎ムードで迎えているようです。
ニューヨーク・タイムズはEAS開催翌日の11月20日に「中国に立ち向かうオバマ大統領とアジアの首脳」といった記事を出しています。

CNN(11月19日)は「オバマ大統領がアジア太平洋訪問は成功だと宣言した」報じています。

アジア重視に向かうアメリカ その1

11月19日に開催されら東アジアサミット(首脳会議)にオバマ大統領は、米国大統領として初めて参加しました。私は、これをTPPに引き続きアメリカがアジアに軸足をシフトし始めたひとつの証だと見ています。

そして、東アジアサミットでは、オバマ大統領は、南シナ海領有権問題への関与を表明しました。これはオーストラリアへの米海兵隊駐留とともに対中国の大きな牽制となります。
南シナ海には石油などが海底に眠り、さらにはシーレーンとして輸送船が行き交っています。この海域の所有権をめぐり、中国、ベトナム、フィリピンなどの対立しており、今回のEASの大きなテーマとなりました。
オーストラリアへの米海兵隊の駐留は2012年に250人、6年以内に2,500人とオバマ大統領は約束しました。オーストラリアにとっては、第二次世界大戦時以来の規模の米軍駐留になります。

11月12、13日にハワイで開催されたAPEC首脳会議では、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の「大枠」合意により経済面でのアジアへの関与を図り、EASでは安全保障面でのアジアへの関与を深めたことになります。

このような動きを中国政府も注視をしており、EASでは中国が主張したAEAN+3から日本が主張するASEAN+6に歩み寄りを見せ、また、今月に共同研究を終える日中韓FTAへの関心も高めています。
先週、中国の企業経営者と会いましたが、TPPや米海兵隊のオーストラリア駐留などアメリカの動きに対する質問が数多くなされ、アメリカの動きに対する中国経済の関心の高さを知りました。

大阪都構想

大阪市長選で橋下氏、府知事選で松井氏が当選 した。
早速、橋下氏が提唱する「大阪都構想」を調べてみたが、まだ細かいところはまとまっていないようだ。

ちなみにWIKIPEDIAでは
「大阪都構想(おおさかとこうそう)とは、かつての東京府、東京市を東京都としたように大阪府、大阪市を廃止し、新たに大阪都を設置する構想である。」
となっている。

このような構想を実現するためにどのような法改正や立法が必要になるか検討してみた。大阪都の枠組みがどうなるかで相当改正する法律の範囲は異なるが、最低でも地方自治法などを相当大きく改正する必要があることが分かった。

東京都の法規定をそのまま持って来ればいいではないかとの意見もあるが、東京都の仕組みは昭和18年という戦争中に防空を前提に軍の進言でできた枠組みであり、法的な規定があまり明確でないのである。

これから大阪都構想は地方自治政策の中でも大きな論点になってくる。
新しい地方自治の観点からも国益に役立つものであれば是非とも進めるべきである。

地方自治を所管する総務委員会の委員長として、国会においてもより議論を深めていくつもりだ。

日米欧の中央銀行の協調対策

11月30日に、カナダ銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行は、本日、国際金融システムに対する流動性支援提供能力を拡充するための協調対応策を公表した。

これは、欧州の債務危機が深刻化する中、特にドルの流動性の確保を目的とするものである。流動性が止まれば銀行機能しなくなり世界的な信用不安が起こるおそれがある。

早速、同僚議員と一緒に日本銀行と欧州系金融シンクタンクから話を聴いた。

彼らの指摘するポイントは

1.この対策だけでは全く足りない。

2.12月9日の欧州首脳サミットでどれだけの対策が打てるか(1日の昼にCNNはLAST10DAYという特集を組んでいました。)

2.特にドイツがどこまで支援を行えるか。

ということだった。

今、ヨーロッパで起きていることを聴き、これを対岸の火事ではなく、他山の石にしなければならないと強く感じた。

『プロの知的生産術』 内田和成 著

早稲田大学ビジネススクール教授でボストンコンサルティンググループ前日本代表の内田和成先生の著書。

如何に情報をインプット(収集・整理)し、アウトプットするかということをフォーカスしています。

頭の中に情報を整理していれるための「仮想の引き出しを作るということが書かれていましたが、これは「どのような情報に興味を持つかを意識する」ということではないかと自分なりに解釈しました。色々な情報やチャンスが目の前を通り過ぎますが、よほど意識しないと見落とし、取り逃がしますので、本書にもある「自分の役割や自分の興味」を理解することが重要だと思います。

また、内田教授のこだわり文具はなかなか面白いものでした。
これだけで一冊の本にしてはどうかと思うくらいです。確か勝間和代氏の本にもアイテムがたくさん出ていましたが、内田教授の方がより身近で自分でも購入できそうなものが多いと思います。

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