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日韓・韓日協力委員会第52回合同総会(ソウル開催)の基調講演

高麗大学 金聖ハン教授と国際大学 山口昇副学長からの基調講演がありました

 

20161024その3

 

 

以下、概要です。講演を聴きながらのメモですので、理解の間違いなどがあると思います。文責はすべて藤末にあります。ご理解ください。

 

高麗大学 金聖ハン教授

人間の安全保障を両国で進めることができないか。ミドルクラス国としての協力ができるのではないかと考える。

両国の防衛組織の情報共有を進めるべき。定期会合の開催や空軍と航空自衛隊のホットライン設置などがある。日韓米の三か国の情報共有システムはあるが、日韓での情報共有システムがなく、特に北朝鮮に対する両国の情報共有システムが必要である。また、日韓のACSAの充実が必要である。

国連のPKOや災害援助などは日韓協力で対応できる。フィリピンの台風被害に日韓の協力で対応できた。南スーダンへの対応でも協力できるのではないか。

このような協力は、領土問題、歴史問題などの解決が重要となる。韓国には、領土・歴史問題を安保問題と区別して認識する必要がある。

過去3年あまり両国がワシントンで公共外交を進めてきた。これは両国にマイナスである。東京とソウルで対話を行うべきである。

日米韓の同盟が中国をターゲットにしていると中国が警戒している。中国に警戒されないようにする必要がある。

 

国際大学 山口昇副学長

北朝鮮の核兵器開発は日韓両国が取り組むべき課題である。その際にはアメリカの協力が必要である。朴槿恵大統領がTHAADの導入を決めたのは大きな判断である。

北朝鮮の潜水艦発射ミサイルSLBMの開発は大きな脅威となる。

日本にとっては韓米同盟が大きな安全保障上のプラスである。朝鮮半島経由の脅威がないのは韓米同盟のおかげである。

両国の協力を進めるには、日韓両国の情緒を良くしていくことが重要である。

 

藤末から、「日本は民族差別などを街頭であおるヘイトスピーチ対策法を昨年成立させており、韓国も同じような法律を整備すべき」だと発言しました。また、「慰安婦問題の合意を大きく評価するとともに、同じような対応を歴史問題においてもできないか。今まで二回の歴史共同研究が行われたが、十分な成果が出ていない。独仏が行ったような第三者を入れた歴史の検証と両国での歴史の共有は非常に重要なステップだ」と参加者に提案しました。

 

日韓・韓日協力委員会第52回合同総会(ソウル開催)に参加

10月23日から24日にかけて、ソウルで開催された「日韓・韓日協力委員会第52回合同総会」に参加しました。藤末は常務理事をさせて頂いています。

 

日韓・韓日協力委員会は、1969年2月12日に、日本側は岸信介、韓国側は白斗鎭が会長となり設立された日本と韓国の民間委員会です。民間経済協力だけでなく、政治と文化の交流を目的としています。現在の会長は麻生財務大臣(元総理大臣)です。

毎年、または適宜、東京またはソウルで会合を行い、委員会で様々な政策や民間交流の提案を決議し、それは両国の政府、民間の関係機関に建議され、その実現を行っています。実際に日韓中の首脳会談も本委員会で決議され、実現することができました。

 20161024その1

レセプションで挨拶する渡辺秀央会長代行

 

日韓関係は、貿易関係(日韓お互いに貿易相手国は3位、両国とも貿易高トップは中国、二位はアメリカ)、安全保障関係(日米、韓米の同盟。北朝鮮への対応。中国との関係)という両面で重要です。

 

しかしながら、韓国においては反日、日本においては嫌韓といった感情的な問題があります。昨年末には「慰安婦問題」について日韓の合意ができたことは非常に大きな前進でした。

レセプションでは、慰安婦問題への合意を進められた柳前駐日韓国大使(写真右隣)の横に座らせてもらいました。慰安婦問題合意にたどり着くために多くの苦労をされた話を聴かせてもらいました。詳細は書けませんが、やはり一番大きな壁は国民感情とその国民の感情を代表する国会議員だと感じました。

 20161024その2

また、李銅變国会議員(写真左隣)とも話をさせてもらいました。

韓国も現在ちょうど国会開催中で、予算編成や国政監査で忙しいようです。李議員は国民の党に所属しており、次期大統領候補と言われる安哲秀(アンチョルス)と親しいとのことでした。大統領選挙は来年です。これから大統領選挙に向けて政治に動きが出てくるようです。

ちなみに、現状においては、潘基文(パンギブン)国連事務総長が一番人気だそうです。もうすぐ韓国に帰国されるので、それから色々と動きが出てくるとのことでした。

韓国の大統領は、戦時中(北朝鮮とは休戦状況)という状況での大統領であり、立法権限も緊急事態での大きな権限を持っています。そのため再選も許されていません。

誰が大統領になるかは、韓国の命運を決めるものと言っても過言ではないのです。

 

藤末からは、韓国の方々に慰安婦問題の両国の合意に感謝するとともに、日本は昨年国会で「ヘイトスピーチ規制法」を成立させており、是非とも韓国においても公共の場所における反日的な活動を抑制するような法律を整備できないかと話しました。

小坂憲次先生(元文部大臣)のご冥福を心からお祈りいたします。

参議院の先輩である小坂憲次先生が悪性リンパ腫で亡くなられました。
選挙後も議連の運営などにご指導を頂くため、電話話をさせて頂いていました。

突然の訃報に唖然としています。

 

小坂憲次先生には、超党派のポリオ根絶議員連盟会長として大きなご指導を頂きました。政治家としての長いご経験、そして大臣を経験された小坂先生のご指導がなければ党派を越えた議員がこれほどまでに動くことはありませんでした。

小坂先生が「日本が世界にために役立つことを(日本の政治家として)やれるのはいいね」と仰っていたことを今でも忘れることはできません。

 

おかげ様で、世界からポリオを根絶する仕事は日本を中心に進んでいます。
議連を創設した時には数多くの国にポリオが発症していましたが、2014年にはインドで根絶ができ、残すところは、ナイジェリア(一度根絶と見えたのでしたが再度発症例が出ました)、パキスタン、アフガニスタンの三か国になっています。

写真は、パキスタンとナイジェリアへのポリオワクチン供与で協力しているビル&メリンダ・ゲイツ財団のトップ ビル・ゲイツに小坂先生に引率していただきお会いした時の写真です。

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小坂先生の遺志、思いを頂き、仲間と一緒に世界からポリオをなくしていきます。

 

臨時国会始まる!!

第192回臨時国会が始まります!!

 

今日から11月30日まで、66日間の国会審議が行われます。

 

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私は、今回の臨時会での論点は3つあると言っています。

 

ひとつは、景気対策の第二次補正予算。一般会計の総額3兆2900億円となりますが、その大部分が建設国債で賄われます。つまり、社会ニーズが高く、景気対策にもなる介護や子育てに税金を使うのではなく、また、公共事業や農地整理に税金が使われることになるのです。藤末は、子どもの未来や人生の先輩方の安心のために税金を使うべきであることを景気対策の観点からも指摘していきます。

 

二つ目は、TPP:環太平洋パートナーシップ協定です。アメリカも未だ手続きが進んでいない状況で、本当に日本が先行して国会承認を行い、国内法を整備するか?ここが問われます。アメリカ大統領選挙の二人の候補がTPPに否定的な中で、日本が先行してアメリカにプレッシャーを掛けるという考え方もあります。

 

三つ目に、憲法改正です。この7月の参議院選挙の結果、衆議院・参議院両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力を合わせて、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めることとなりました。この国会から憲法改正を前提とした議論が行われます。藤末は参議院憲法審査会のメンバーとなりました。憲法は不磨の大典ではありません。しかしながら、憲法の平和に関する条項、9条や前文は変えるべきではないと確信しています。国会で議論を深めていきます。

 

兎に角、全力で審議をしていきます。

国会議員の仕事は、国会での活動です。マスコミはスキャンダルなど目立つことばかりを取り上げますが、地道な議論を積み重ねていきます。 

国連核軍縮作業部会における「核兵器禁止条約に向けた報告書採択」に日本政府は棄権しました

昨年の核不拡散条約(NPT)運用再検討会議が決議文書を採択できなかった中で、核兵器の不拡散・廃絶の議論を進めていた「国連核軍縮作業部会:OEWG」がスイスのジュネーブで開催されました。(藤末はスケジュールの調整がうまくできておらず参加できませんでした。申し訳ありません。)

そして、20日には、「核兵器禁止条約を議論する会議を2017年に開くよう国連総会に勧告することを支持する」との報告書を採択しました。核兵器禁止条約の成立に向けた素晴らしい進歩です。

しかしながら、日本政府は採決を棄権しました。

確かに、日本がアメリカの「核の傘」の下にあることは理解しますが、それよりも「世界で唯一の被爆国」としての立場があります。
今まで国連などの会議に参加して感じるのは、「世界唯一の被爆国としての日本に対する各国(核兵器保有国を除く)の期待に十分に応えていない」ということです。

この報告書の採決では、メキシコやオーストリアなど核兵器廃絶に熱心な国を中心に68カ国が賛成し、核の傘の下にある22カ国が反対し、日本など13カ国が棄権しました。

そもそもこのOEWGにはアメリカ、ロシアなど核兵器保有国は参加していません。
核兵器非保持の国だけの集まりだからこそ、もっと日本としての意思を示すチャンスだったと思っていました。

今月末にも世界の政治家で核兵器廃絶を目指すPNNDからも核兵器禁止条約を進める宣言文書を作る予定です。
核兵器禁止条約の実現には大きな壁がたくさんあります。だからこそ、唯一の被爆国である日本がイニシアティブを取ることが求められると考えています。

キム・ウォンス国連軍縮担当上級代表と意見交換

キム・ウォンス国連軍縮担当上級代表が来日され、PNND・JAPANメンバーとの意見交換会が開催され、核軍縮について議論しました。

キム上級代表からは、「CTBT(包括的核実験禁止条約)を日本からもプッシュして欲しい」と言われましたので、
唯一の被爆国である日本として、是非ともこれを支援していきたいと伝えました。

世界の核廃絶を目指す国会議員の集まりであるPNNDのメンバーとして、
日本政府そして同じ志をもつ国会議員へ呼びかけて参ります。

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参議院で「我が国の国連加盟六十周年にあたり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議」を採決しました。

本日、参議院本会議で
「我が国の国連加盟六十周年にあたり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議」
を全会一致で議決しました。


以下に議決分を載せさせてもらいます。


我が国の国連加盟六十周年にあたり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議

平成28年5月25日
参議院本会議

本年は日本が国連に加盟して六十周年にあたる。
国際平和の達成は日本と世界の悲願であるにもかかわらず、パリ同時多発テロをはじめ、世界各地で紛争・テロが続いている。さらには、大量破壊兵器やミサイル技術の開発・拡散、難民・貧困問題、地球温暖化に伴う災害の増加、感染症をはじめとする疾病の拡大など、国家の枠組みを超え、世界全体で対処すべき課題が山積している。
このような国際社会の現実の中で、本院は、国際連合が創設以来多年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した叡智と努力に深く敬意を表する。我々は、今後もわが国が率先垂範して人類の平和と助け合いのために努力することを誓う。
政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、国際機構の改革強化を目指しつつ、国際法の発展、核兵器廃絶など軍縮外交の推進、また人間の安全保障の実現を含む世界連邦実現への道の探求に努め、平和な未来を確実にするための最大限の努力をすべきである。
右決議する。


この議決を具体化すべく、仲間と一緒に活動していきます!

パキスタン政府と「円借によるポリオワクチン接種」に合意!

昨年10月にポリオ根絶議員連盟と日本ロータリークラブでパキスタンを訪問し、調整してきた「円借によるパキスタンのポリオワクチン接種プロジェクト(フェーズ2)」が日本・パキスタン政府間で合意されました。

 

151013戸別訪問によるワクチン接種視察1__large.jpg

 

 

パキスタン側の関心と期待の高さを反映して,現政権最大の実力者であるダール財務大臣が署名式に立ち会ったようです。NHKでも国際ニュースで報じられました

このプロジェクトはビル&メリンダ・ゲイツ財団との共同プロジェクトで、昨年末にビル・ゲイツに直接話をさせてもらったのがよかったかな?と思います。 パキスタンでは,数週間前,ポリオワーカーたちがまたもやテロの犠牲になる痛ましい事件がありました。それでもポリオワーカーの命がけの働きのおかげで,今年のポリオ発症件数は昨年同時期比で大幅に減少しており,ポリオ撲滅が現実のものとして視野に入って参りました。

 

kosakasensei gates kenzo.jpg

 

 

今回の円借款で,ポリオにとどめを刺したいと思います。

また,ポリオ予防接種をきっかけに,パキスタンの保健システム強化にも貢献していきます。

 

現地紙では以下のように新聞に書かれたようです。 現地の期待の大きさがわかります。

Japan approves $59m loan for polio eradication (Dawn, p- 5)

Japan extends $59m loan for polio fight (The Nation, p- 5)

Japan provides soft loan of $59m for polio vaccine procurement (The News, p- 13)

Japan announces $59m for polio eradication in Pakistan (Daily Times, p- A3)

Japan provides $59 million loan for polio eradication in Pakistan (APP)

Japan to provide $59m soft loan for polio eradication in Pakistan (Daily Jang, p-8)

Photo Japan announces $59 million loan for polio eradication (Business Recorder, p- 9)

JAPAN EXTENDS $59M POLIO-ERADICATION SOFT LOAN (Pakistan Observer, p- 2)

E-paper JAPAN TO PROVIDE $59M AS SOFT LOAN FOR POLIO ERADICATION (Radio Pakistan)

Polio Eradication: Japan provides $59m to Pakistan (Daily Express, p- 8) Daily Ausaf, p- 8, Daily Jinnah, p-3

Japan announces $59 million for polio eradication in Pakistan (Daily Dunya, p-12) 

オバマ大統領の広島訪問に関するニューヨーク・タイムズの論調

オバマ大統領の広島訪問については、アメリカ国内でも注目を集めています。

ニューヨーク・タイムズの記事がありました。
ポイントは

  1. 広島訪問によって日米関係がベストの状況になる。一方で、アメリカが二発の原爆を投下したことにたいする批判が起こる可能性がある。

  2. オバマ大統領は今回の訪問で、核兵器削減に向けたビジョンを示したい考え。

  3. 一方で、オバマ大統領が30年間で1兆ドルをかけてた核兵器近代化プロジェクトを認めたことによって、新たな核兵器既発競争が始まりかねない。

また、他の新聞には「核兵器のない世界を追求する取り組みを再確認するとともに、すべての無実の戦争犠牲者を追悼する」とのことです。
私は、このオバマの広島訪問を契機に核兵器廃絶の動きを再加速したいと思っています。
ローマ法王にも是非とも長崎に来て頂きたいです。

 

シリア難民受け入れが決まりました!

昨年9月に超党派のシリア難民支援議員連盟で提言した「日本によるシリア難民受け入れ」が決まりました。

シリアの難民のうち、留学生として2017年から5年間で最大150人の若者を受け入れるとのことです。

シリアは、過激派組織「ISIL」の台頭により、内戦状態です。
そのような中で、アメリカをはじめとする先進国は空爆など力による抑制を進めていますが、成果が出ていない状況です。

私たちは、昨年9月に武力による貢献ではなく「人道支援」を行うべきであると、岸田外務大臣と上川法務大臣(当時)に申し入れを行いました。

岸田外務大臣は、我々の提言を受け、国会で「シリアに対しては武力によらない人道支援を行う」と名言されました。

 

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5月26、27日の伊勢志摩サミットにおいては、ISIL対策とシリア支援が議論されます。
是非とも、日本が、シリア支援を武力によらない平和人道支援で行うことにイニシアティブを取るべきだと思います。

引き続き党派を超えて、憲法前文にある「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れる」を実現していきます。

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